仙台港国際ビジネスサポートセンター「アクセル」(仙台市宮城野区港3、TEL 022-388-6831)で2月15日、仙台港背後地「みなと仙台ゆめタウン」センター地区の事業提案プレゼンテーションが行われた。
仙台港に隣接する同地区は東北地方の国際貿易や交流拠点、仙台都市圏の物流拠点として、宮城県と仙台市が共同で区画整理事業を進めている。そのシンボルゾーンとなるセンター地区に民間の企画力や資本力を活用するため、事業提案を公募していた。
プレゼンテーションは「事業予定者の選定にあたって透明性を確保し、広く県民・市民へ情報発信を行うため」(県都市計画課)、一般市民の傍聴が可能な公開形式で行われた。
事業提案に応募したのは双日商業開発グループ、イオンモール、大和ハウス工業仙台支店グループ、三井不動産グループの4者。それぞれショッピングモールやアウトレットモールを核とした都市開発計画を提案。街作りのコンセプトや渋滞対策、運営体制、災害時の対応などプレゼンは細部に及んだが、評価を行う有識者からは「公共性に乏しい」「周辺地域との一体化が図られていないのでは」などの厳しい意見も上がった。
各者のプレゼン内容をもとに評価表と意見書がまとめられ、宮城県知事、仙台市長、県公営企業管理者の協議によって3月末には事業予定者が決定する見通し。