仙台市動物管理センター(愛称=アニパル仙台)から譲渡された保護猫の現在の様子を伝える「猫日和写真展」が2月4日、スリーエム仙台市科学館(仙台市青葉区台原森林公園、TEL 022-276-2201)3階エントランスホールで始まった。
「人と動物が共に健康に生きていけるまち」の実現を目指す動物愛護の拠点として、完全室内飼育・不妊去勢手術など適正飼養の啓発・指導を行っているアニパル仙台。収容された猫や犬の命を救うため、市民ボランティアや仙台市獣医師会の協力を得ながら希望者への譲渡事業を行い、毎年200頭以上が新しい家族に迎えられている。2020年度は376匹の猫を保護し、216匹を譲渡した一方、95匹が殺処分となった。
譲渡事業を広く周知しようと2015(平成27)年から開いている同展。今年は、2021年度にアニパル仙台が譲渡した猫の写真約100点を展示する。譲渡先の家庭で幸せに暮らす様子を撮影した写真と共に、譲渡直後から現在までの様子、飼い主による「うちの子自慢」なども紹介。適正飼養や地域猫対策についてのパネル展示、譲渡猫の情報掲示も行う。
アニパル仙台の職員は「当センターに保護された猫の譲渡情報がホームページに掲載されているので、猫を飼う場合、保護された猫を飼うことも選択肢として考えてもらいたい」と呼びかける。
開催時間は9時~16時45分。月曜休館。今月19日まで。27日~3月10日はアニパル仙台(宮城野区扇町6)で開催する。