仙台経済新聞の2022年年間PV(ページビュー)ランキングは、60代の女性が移動販売するおにぎり店「ばあばのおにぎり屋」の記事が1位となった。
トランクのショーケースに並ぶ「ばあばのおにぎり屋」のおにぎり
ランキングは今年1月1日から12月15日までに配信したヘッドラインニュース212本のPVを集計したもの。上位10本は以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 仙台・イービーンズ前に「ばあばのおにぎり屋」 「60過ぎても青春を」と挑戦(5/18)
2. あすと長町で3年ぶり「仙台ラーメンフェスタ」 全国9店出店、10日間に拡大(4/27)
3. 利府に「ドン・キホーテ」 平屋建て2800平方メートル、「肉の専門店」も(3/28)
4. 立町に夫婦で営むパン店 大崎市から移転、「おいしいパンに妥協しない」(6/17)
5. 仙台パルコで「ガンダムベース」ポップアップ 限定ガンプラ販売、新作展示も(8/12)
6. 一番町四丁目の総菜店がリニューアル 具の大きなおにぎりと海鮮丼メインに(1/4)
7. 仙台に老舗精肉店「肉のいとう」直営焼き肉店 仙台牛と厚切り牛たん売りに(6/1)
8. 宮城県がキャッシュレス決済にポイント付与 最大2万円、中小事業者支援策で(9/3)
9. 勾当台公園市民広場で3年ぶり「道の駅」フェスタ 東北の特産品やグルメ集結(10/16)
10. 多賀城市に「菓子屋 糸」 「体に優しい、安心して食べられるお菓子を」(6/23)
「ばあばのおにぎり屋」は、北仙台のカフェ「cafe輪ring」(仙台市青葉区葉山町)店主の三浦優香さんが、前職で一緒に働いていた「ばあば」こと庄司和子さんの「60歳を過ぎても青春をしたい」という思いを聞き協力を申し出て、出店にこぎ着けた。宮城県産の「ひとめぼれ」や「ササニシキ」を冷めてもおいしく食べられるようガス釜でふっくらと炊き上げ、宮城県産の焼きのり、ヒマラヤピンク岩塩を使い、手作りの具材を詰めたおにぎりを提供する。
オープンから8カ月がたち、現在は主に仙台駅前の商業施設「アエル」の前で出店(7時~14時、なくなり次第終了)。会社員や学生、年配客など幅広い層が利用し、1日200個以上を販売しているという。「常連のお客さまがどんどん増えている。季節や時期に合わせてメニューを変えているので、新しいおにぎりを楽しみにしてもらっているようだ」と同店スタッフ。
現在の人気商品は、定番の「焼き鮭(さけ)」や変わり種の「ラー油キクラゲマヨ」「ピーナツ塩昆布チーズ」。9月から月1、2回アエル1階アトリウムで弁当の販売も行っているほか、行事や会議用のおにぎりや弁当、オードブルの予約販売も行っている。
「県内のイベントに呼んでいただくことも増えて、お客さまからイービーンズやアエルで出店しているんだよねと声をかけられることもあり、少しずつ知ってもらっているんだなと感じる」と同店スタッフ。「年間ランキング1位ということでうれしく、ばあばも励みになる。これからも着実に一つ一つ、お客さまによりおいしいおにぎりを届けていきたい」とも。