馬券(勝馬投票券)を販売しないレース観戦施設「VIESTA(ヴィエスタ)」(仙台市青葉区中央2)が11月26日、クリスロード商店街にオープンした。
日本中央競馬会(JRA)が、スポーツエンターテインメントとしての競馬の認知度を高めていくことを目的に開設した全国初の施設。店舗面積は約380平方メートル。予約不要の「フリーエリア」、要予約で無料の「リザーブエリア」、リザーブエリア内の有料「ラウンジ」で構成する。
フリーエリアは施設の入り口で、モニターで流れる施設案内を見たり、馬のぬいぐるみを購入したりでき、ガラス越しにリザーブエリアの様子も見られる。リザーブエリアには縦2.7メートル、横9.8メートルの大型ワイドスクリーンを2面設置し、レースのライブ映像をはじめ、過去の名馬や名レース、競馬場施設案内、牧場で過ごす馬の様子など競馬に関するコンテンツを上映する。ラウンジは2人ボックス席(1日1,000円)、4人ボックス席(1日2,000円)を用意し、アルコール類以外の飲食物を持ち込み可とする。20歳未満はフリーエリアのみ入場でき、競馬開催のない日は全エリアをフリーエリアとして開放する。
JRAプロモーション担当理事の清水靖博さんは「大画面の映像で、迫力ある競馬のシーン、馬のかわいらしさや素晴らしさを、多くの方に見てもらえたら。特に競馬未経験層、興味があっても競馬場やウインズ(場外馬券売り場)には行きづらいという方に競馬や馬の魅力に触れてもらいたい」と話す。
営業時間は11時~18時。月曜、火曜定休(祝日または中央競馬開催日の場合は翌水曜)。リザーブエリアの予約はウェブサイトで受け付ける。