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仙台うみの杜水族館にケープペンギンの新施設 生育環境再現しより本来の姿に

「うみの杜ビーチ -PENGUIN LIFE-」で思い思いに過ごすケープペンギン

「うみの杜ビーチ -PENGUIN LIFE-」で思い思いに過ごすケープペンギン

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 仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4)1階に7月15日、ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ -PENGUIN LIFE-」がオープンした。

ペンギンが活発に泳げる環境を整え、波に揺られて遊ぶ姿が見られる海コーナー

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 2015(平成27)年7月の開業以来初のゾーンリニューアルとして、館内1階「うみの杜ビーチ」に海や生き物との「つながり」をテーマにしたケープペンギンの新施設をオープンした。

 「当館の一番の目玉はスタジアムでのイルカ・アシカ・バードのパフォーマンスだが、それに次ぐくらいペンギンがお客さまに人気があった」と同館の増渕修館長。「ペンギンのしぐさや息遣い、においなども間近で感じていただける施設を目指した。ペンギンの生態や暮らしを見てもらえれば」と話す。

 施設面積は300平方メートル。環境一体型展示として、南アフリカのボルダーズビーチをモデルにケープペンギンの生息環境を再現。同館広報担当者の板橋瑠花さんは「ペンギンたちが暮らしやすい環境となるだけでなく、ペンギンと人が共存できる場を目指した」と話す。

 活発に泳ぐ姿を観察できる「海コーナー」、多様な行動の発現を促し生活の質を向上させる「砂浜コーナー」巣作りや育雛(いくすう)の様子が分かる「営巣コーナー」で構成。2階「海獣ひろば」で展示していたケープペンギンを引っ越しし、千葉市動物公園から引っ越ししてきた4羽を含む13羽(雄6羽、雌7羽)を展示する。

 「これまでの展示では見ることのできなかったペンギンたち本来の行動や生活の様子を間近で、同じ目線で見てもらえる。一羽一羽の個性を感じてもらえるので、愛称や翼に付いた個体認識のバンドの色を覚えて、推しペンギンを見つけてもらえたら」と呼びかける。

 オプションプログラムとして、展示場内やバックヤードに入って飼育員の解説を聞くことができる「ペンギンライフツアー」(1人1,000円)、アクリル越しにペンギンたちにご飯をあげる「ペンギンフィーディングタイム」(1杯300円)も用意する。

 営業時間は9時~18時30分(7月22日~8月10日・15日~28日は18時まで、8月11日~14日は8時~18時)。入館料は、大人=2,400円、中高校生=1,700円ほか。

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