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仙台文学館で漫画家・山内ジョージさん特別展 「動物文字絵」の原画など200点

五十音や漢字、アルファベットなど、山内さんが描いたユニークな文字絵作品を紹介する「MOJOE WORLD」

五十音や漢字、アルファベットなど、山内さんが描いたユニークな文字絵作品を紹介する「MOJOE WORLD」

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 宮城県出身の漫画家・イラストレーター山内ジョージさんの特別展「山内ジョージ 文字絵の世界」が現在、仙台文学館(仙台市青葉区北根2、TEL 022-271-3020)3階企画展示室で開催されている。

フォトスポットも用意する

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 1940(昭和15)年、中国・大連生まれの山内さん。1947(昭和22)年2月に旧満州から引き揚げ、父の古里の登米市で育った。動物を愛し、動物を文字になぞらえたユニークな「動物文字絵」を創作。「絵カナ?字カナ?」(偕成社)、「動物どうぶつABC」(ほるぷ社)、「どうぶつあいうえお」(PHP研究所)、「猫のための漢字絵本」(愛育社)など、多数の文字絵本を出版している。

 会場では原画や版画、資料など約200点を展示。五十音や漢字、アルファベットなど、山内さんが描いたユニークな文字絵作品を展示する「MOJOE WORLD」、山内さんの生い立ちやエピソードを紹介する「ふるさと、宮城」、「トキワ荘」時代の資料などから山内さんの歩みをたどる「若きマンガ家たちの青春」、動物文字絵を紹介する「どうぶつもじえ」の4章で構成する。

 同展担当学芸員は「山内先生の作品は本当に発想が豊かで、なにより明るくて楽しい。一つ一つの文字の中に、こんなふうに発想できるんだなというものがたくさん盛り込まれていて、見ている方もイマジネーションをくすぐられる」と話す。「コロナ禍であったり、戦争が起こっていたりと、すさんでしまいがちな心がほっこりして、あったかい気持ちになれると思うので、多くの方に見てもらいたい」とも。

 開館時間は9時~17時(入場は16時30分まで)。観覧料は一般=810円、高校生=460円、小・中学生=230円。月曜、祝日の翌日、第4木曜休館。12月11日まで。

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