宮城県庁(仙台市青葉区本町1)正面玄関前に9月12日、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」をデザインした「むすび丸の郵便ポスト」がお目見えした。
宮城県と日本郵便東北支社が県制150周年を記念した取り組みの一環として企画した。ポスト上部には、はがきを持った高さ約50センチのむすび丸の像を設置。側面には、「瑞鳳殿(ずいほうでん)」「伊達政宗公騎馬像」「仙台七夕まつり」や「仙台・青葉まつり」など、県内の観光地や祭りなどをあしらう。
県庁のほか県内8カ所に、むすび丸と各市町村の観光名所やご当地キャラクターをデザインしたラッピングポストを順次設置する。設置箇所は「女川郵便局」(女川町)、「気仙沼郵便局」(気仙沼市)、「沼倉郵便局」(栗原市)、「あ・ら・伊達な道の駅」(大崎市)、「イオンモール新利府 南館」(利府町)、「七ケ宿郵便局」(七ケ宿町)、「道の駅 村田」(村田町)、「閖上郵便局」(名取市)。
むすび丸は「宮城の魅力がデザインされたポストに僕の像が配置されていて、宮城らしさ満載のすてきなポスト。9カ所それぞれのポストのデザインが異なるんですよ」と自慢する。
設置に合わせて、ラッピングポストを巡る「ポストを旅するキャンペーン」も始めた。公式サイトでダウンロード配布している応募用紙に、各ポストのラッピングに描かれたむすび丸の数を記入し、郵送で応募した人を対象に、正答の数に応じて抽選で県内宿泊券や特産品を進呈する。12月18日まで。
村井嘉浩宮城県知事は「この機会に県内各地を巡って各地域の魅力を再発見してもらいたい。新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ地域経済の回復につながれば」と期待を寄せる。