3年ぶりとなるビールイベント「仙台オクトーバーフェスト」が9月9日、仙台市青葉区の錦町公園で始まった。

ドイツビールを販売するブース

　本場ドイツのオクトーバーフェストに倣って2006（平成18）年に始まった同イベント。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年は開催を見送った。今年は初めて入場料制を導入し、一部を新型コロナウイルス感染症対策費用に充てる。入退場ゲートで検温や手指消毒を行うほか、場内ではソーシャルディスタンスの確保、パーティションや除菌おしぼりの設置、スタッフによる座席消毒巡回、混雑状況による入場制限などの感染症対策を行う。

　ビールはドイツと東北の醸造所から多彩なスタイルの約80種類を用意。主な銘柄は、ドイツ＝「マイゼル＆フレンズ」「ヴェルテンブルガー」「ヴァルシュタイナー」「ケーニッヒルードヴィッヒ」「ギルド」「シェッファーホッファー」「ラーデベルガー」「アルピルスバッハー」「ヴァイエンステファン」「ホフブロイ」、東北＝「遠野麦酒ZUMONA」「田沢湖ビール」「やくらいビール」「宮城ゆりあげ麦酒（ビール）醸造所」「ブラックタイド・ブルーイング」「Be Easy Brewing」「いわて蔵ビール」「みちのく福島路ビール」「秋田あくらビール」「穀町ビール」「Be Easy Brewing」など。中心価格帯は500ミリリットルで1,000円前後。

　フードは、ソーセージ、アイスバイン、シュニッツェル、プレッツェル、ザワークラウトなどのドイツ料理のほか、「殻付きカキの蒸し焼き」「三陸ホヤ酢」「仙台牛ステーキ串」「牛たん焼き」「マーボー焼きそば」「定義山三角油揚げ」などご当地グルメもそろえる。

　仙台オクトーバーフェストプロジェクト広報担当者は「ドイツや仙台・東北のビールや料理を堪能するもよし、コーヒーやスイーツを味わうもよし、音楽ステージを楽しむもよし、にぎやかで華やかな雰囲気に身を置くもよし。家族、友人、同僚と、またはお一人でも、自分なりの過ごし方で楽しんでもらえれば」と呼びかける。

　開催時間は16時～21時（土曜・日曜・祝日は11時～）。9月12日、13日、20日は休み。入場料は1,000円（商品券500円分付き、中学生以下2人まで同伴可）。1杯目購入時にグラス預かり金1,000円が必要（グラス返却時に返金）。今月25日まで。