仙台駅の人気駅弁「網焼き 牛たん弁当」をおにぎりにアレンジした期間限定商品「こばやし 牛たん弁当風おにぎり」が8月16日から、「NewDays」や「NewDays KIOSK」などで販売されている。
東日本クロスステーション(東京都渋谷区)が2021年から展開する「駅弁風おにぎりシリーズ」の第3弾。今回は同商品のほか、厚岸駅前氏家待合所(北海道厚岸町)の「かきめし」、湘南鎌倉 大船軒(神奈川県鎌倉市)の「しらす弁当」のおにぎりを商品化した(価格、販売エリアは異なる)。
「JRグループの食として最も親和性の高い駅弁を、より手軽に楽しめるおにぎりの形で提供したいという思いから生まれた。駅弁会社とつながりが深い当社だからこそ実現できた商品」と東日本クロスステーション統括本部広報・ブランド戦略ユニット担当者。商品化においては、できるだけ全国各地、特にJR東日本の営業地域の駅弁を選び、肉系魚系などのバランスよくラインアップしているという。「まだ宮城の駅弁を販売したことがなかったため、牛たんという宮城を代表する食材で、当社でも実際に販売している人気駅弁を肉系の代表商品として選定した」と話す。
弁当・総菜製造販売の「こばやし」(宮城野区小田原3)が手がける「網焼き 牛たん弁当」は、1990(平成2)年に行われたこばやし主催の「第1回駅弁グランプリ」でグランプリを獲得した「あったか~い仙台名物炭焼き牛たん弁当」を商品化したのが始まり。麦飯の上に牛たんをのせ、同社で初めて加熱容器を採用し、ひもを引き抜いて温めて食べることができる。30年を超えるロングセラー商品で、これまで累計2300万食以上を販売している。
「こばやし 牛たん弁当風おにぎり」は、キュウリやダイコン、ニンジン、シソの実などを使ったこばやしオリジナルの漬物「万来漬け」を混ぜ込んだ押し麦入りのご飯に、炭火焼き風角切り牛たんを詰めておにぎりに仕上げた。
同担当者によると「売り上げは好調で、SNSでもおいしいという反応を得られている」と担当者。「おいしいと思ってもらったお客さまを宮城に誘客できれば。一度手に取って食べてみてほしい」と呼びかける。
価格は260円。東北(青森・秋田除く)・首都圏・長野エリア・新潟駅の「NewDays」「NewDays KIOSK」(一部店舗を除く)、東京駅・上野駅・新宿駅・大宮駅の「駅弁屋」 で取り扱う。9月5日まで。