のりとご飯で両側から具材を挟んだワンハンドフード「板飯(いためし)サンド」をテイクアウト販売する「あげものがかり」(仙台市青葉区立町、TEL 070-2636-8280)がリニューアルオープンして2カ月がたった。
店主の佐藤貴子さんと料理長の稲辺勲さんが2020年3月にテイクアウトの揚げ物専門店としてオープンし、今年3月に業態変更した。店舗面積は約15坪。
縦横8センチの正方形にカットしたのりの上に、約75グラムのご飯を板状にのせた「板飯」2枚で、ボリューム感のある具材を挟んだ「板飯サンド」。考案した稲辺さんは「1枚ののりで作る『おにぎらず』とは違い、サンドイッチのように2枚の板飯で挟むので、たっぷりといろいろな具材が入れられる」と話す。コメは大崎市の農家が手がける「減農薬ひとめぼれ」を使う。
ラインアップは、鶏カツと野菜を挟んで特製ソースを合わせた「とりかつ」、ランチョンミートと卵焼きと野菜を挟んだ「沖縄風ポーク卵」、鶏カツとカレーに福神漬けでアクセントを加えた「カツカレー」、卵でとじた鶏カツと紅しょうがをサンドした「かつ卵とじ」(以上560円)、唐揚げにタルタルソースをふんだんに絡めた「唐揚げタルタル」、焼き塩さばときんぴらごぼうを挟んだ「サバ塩焼き」(以上430円)の6種類。とりかつ、沖縄風ポーク卵、カツカレー、かつ卵とじの「ハーフカット4種パック」(1,120円)も用意。今後、季節に合わせたメニューを提供予定という。
客単価は500~1,000円。近隣住民をはじめ幅広い層が来店し、リピーターも多いという。稲辺さんは「コメの消費拡大を目指し、仙台から板飯サンドを発信していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~14時。火曜定休。