宮城の地酒「浦霞(うらかすみ)」醸造元の佐浦(塩釜市)が現在、男子プロバスケットボールBリーグ仙台89ERSの1部(B1)昇格を祝い、「浦霞 仙台89ERS 黄援(おうえん)セット」を期間限定で販売している。
「89ERS B1昇格おめでとう!」の文字とティナをあしらったシールが貼られた「B1昇格おめでとうver.」
地域振興の一環として、スポーツを通して地域を盛り上げようと2010-2011シーズンから同球団のスポンサー企業となっている佐浦。2020年5月からは、球団マスコットキャラクターのティナと球団ロゴをあしらった「仙台89ERSラベル ぼとる 浦霞」を含む「浦霞 仙台プロスポーツ応援セット」を販売している。
仙台89ERSは今季、2部(B2)レギュラーシーズン東地区2位でプレーオフに進出。香川ファイブアローズとのセミファイナルを2勝1敗で制し、来季のB1昇格を決めた。B1参戦はBリーグ創設初年度以来6季ぶり。5月22日に行われたプレーオフ決勝第3戦でファイティングイーグルス名古屋に敗れたものの、準優勝でシーズンを終えた。
佐浦は5月6日のプレーオフ開幕に合わせ、「仙台89ERSラベル ぼとる 浦霞」を3本セットにした「浦霞 仙台89ERS 黄援セット」を発売した。「黄援」は仙台89ERSチームカラーの黄色にちなんで「応援」をもじった表記で、ブースター(ファン)にはおなじみ。昇格が決まったことから、ブースターや宮城県民と喜びを分かち合おうと、「89ERS B1昇格おめでとう!」の文字とティナをあしらったシールを貼った「B1昇格おめでとうver.」として販売している。
「仙台89ERSラベル ぼとる 浦霞」は精米歩合65%の本醸造酒でアルコール度数は15度、日本酒度は±0~+1.0。搾りたての日本酒をそのまま低温で貯蔵し、出荷時に一度だけ火入れをした生貯蔵酒で、生の風味を残した柔らかなうまみが特徴。適温は5度~25度で、「きりっと冷やして清涼感を楽しむ」飲み方を勧める。
売り上げの一部は強化費に充てられる。佐浦広報の齋藤正行さんは「バスケットを通して地域を盛り上げている仙台89ERSを『黄援』している当社としても、B1昇格をとてもうれしく思っている。昇格を祝ってこのお酒で乾杯し、来季に向けて飲んで応援してもらえれば」と呼びかける。
300ミリリットル入り瓶の3本セットで、価格は1,584円。同社オンラインショップと蔵併設の「浦霞 酒ギャラリー」で販売する。今月31日まで。