宮城・仙台におけるデザイン産業の振興や文化環境の向上を図るイベント「せんだいデザイン・ウィーク2008」が11月14日、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で開幕した。
世界的に活躍する仙台在住のアーティスト・木村浩一郎さんの新作も展示
「仙台をデザインの街にしよう」というコンセプトのもと、2004年に初めて開催された同イベント。5年目となる今年は、「市民の方と一緒に仙台のデザインを考えていきたい」との思いから、「いっしょ!」をテーマに掲げ、約2万人の来場者を見込む。
期間中、宮城県を拠点に活動するデザイン分野の団体、企業、個人の作品を展示するほか、国内外で活躍するデザイナーやアーティストによる11のセミナーを開催。セミナーの主な出演者は、桑沢デザイン研究所所長でインテリアデザイナーの内田繁さん、北海道洞爺湖サミットの関連施設・ゼロエミッションハウスの土壁を仕上げた左官の挟土秀平さん、書籍の装幀や挿画なども手がける銅版画家の山本容子さん、メディアテークや東京・銀座のランバンブティックなどを手がけた気仙沼市の建築造船技術士・高橋和志さんほか。
同運営委員長の遠藤弘さんは「回数を重ねてイベントの認知度が上がり、学生の方々の参加も増えている。デザイン業の方に限らず幅広い市民の方に参加していただき、仙台から新しいデザインを発信していければ」と話す。
展示は10時~18時(最終日は17時まで)。今月19日まで。