宮城県で生まれた銘柄米「ひとめぼれ」がデビュー30周年を迎え、現在、県内外で記念企画が行われている。
JA全農みやぎのキャンペーンキャラクターはサンドウィッチマン
ひとめぼれは「コシヒカリ」を母、「初星(はつぼし)」を父として、1991(平成3)年に宮城県古川農業試験場で誕生した。宮城の気候風土に合わせて育成された品種で、コメにつやがあり、適度な粘りとさっぱりとした口当たりが特徴。粘り・つや・うま味・香りのバランスの良さからさまざまな料理に合うコメとして打ち出す。県内での2020年度の作付面積は4万3988ヘクタール。宮城の主要品種として家庭用米、業務用米として販売され、農林水産省によると県産ひとめぼれは中食・外食向けの販売量で4年連続1位を誇る。
デビュー30周年を迎え、県は「どんどん“食べよう”もりもり“食べよう”フェア」と題した企画を展開。県産ひとめぼれを使った弁当・丼類のご飯増量、おにぎりや弁当・丼類のコメを県産ひとめぼれに切り替えるなど、参加各店でオリジナル企画を展開。総菜コーナーにポスターやミニのぼりを設置し訴求を図る。外食控えなど新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費量が落ち込んだ宮城県産ひとめぼれの需要回復、一般消費者の購買意欲の喚起を図ることで生産現場の支援にもつなげる。
参加店舗は、「イオンエクスプレス」「イオンスーパーセンター」「イオン東北」「ウジエスーパー」「Aコープ」「ザ・ビッグ」「みやぎ生協」「ヨークベニマル」。県内201店舗のほか、福島県、山形県、茨城県、栃木県の221店舗、計422店舗で行う。2月28日まで。
JA全農みやぎも2月1日から、「宮城のひとめぼれ30周年キャンペーン」を行っている。全国の参加店舗で販売されているキャンペーンシールが貼られた宮城県産米を購入し、応募券をはがきに貼って投函(とうかん)するか、スマートフォンで応募券とレシートを一緒に撮影し専用サイトから応募した人の中から抽選で合計1300人に賞品を進呈する。
賞品は、A賞=宮城県産ひとめぼれ精米30キロ(100人)、B賞=サンドウィッチマンオリジナル コンビ茶碗(200人)、Wチャンス賞=サンドウィッチマンオリジナルQUOカード500円分(1000人)。応募締め切りは4月30日。