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牛たん「利久」監修ソーセージパン発売 岩手「シライシパン」とのコラボ商品

商品をPRする白石食品工業の白石雄一社長(左)と利久の亀井利二社長

商品をPRする白石食品工業の白石雄一社長(左)と利久の亀井利二社長

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 牛たん専門店の運営や牛たん加工食品の製造販売を手掛ける「利久」(岩沼市)と、「シライシパン」を展開する白石食品工業(岩手県盛岡市)がコラボレーションした「牛たん炭焼利久監修牛たんソーセージパン」が2月1日、発売された。

「牛たん炭焼利久監修牛たんソーセージパン」

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 白石食品工業は東北の地域食材や地元企業製造の加工食品などを使った商品企画を2006(平成18)年から続けている。新型コロナウイルスの影響で外食市場が低迷する中、「東北に拠点を構える企業間で協力し、少しでも活気を取り戻せたら」と利久にコラボレーションを提案し、商品開発が始まった。

 同商品は、ソフトフランスパン生地の上に牛たんを50%以上配合したソーセージ1本をのせ、「仙台味噌醤油(みそしょうゆ)」(仙台市若林区古城1)の「本場仙台みそ(こし)」を使ったみそマヨネーズとシュレットチーズをトッピングして焼き上げた総菜パン。パン生地の選定から始まり、牛たん配合ソーセージの品質向上と量産化、仙台みその配合割合、パッケージデザインなど、約10カ月の試行錯誤を経て完成にこぎ着けたという。

 仙台市内で開かれた商品発表会で、白石食品工業商品開発部の奥堂剛士課長は「牛たんソーセージの食感に合うよう、ふんわりソフトな生地ではなく、もっちりとしてかみ応えのあるソフトフランスパン生地を選んだ。通常のパン生地と比較すると甘みも抑えられており、かつ若干塩味を感じる、牛たんソーセージとベストマッチしたパンとなっている」と話す。

 利久の亀井洸貴営業本部長は「牛たんは粗めにひき、そのほかの材料をあえて細かくひいて混ぜ合わせることで、牛たんのゴロゴロとした食感が際立つようにした。味付けも塩と黒こしょうをベースに、仙台牛たんを連想させる味にした」と説明。「仙台みその香り、ソフトフランスパンの食感が牛たんソーセージとマッチし、仙台のおいしい名物を一度に楽しめる納得の味になった。地元の方々、東北の皆さま、若い世代に手軽に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 価格はオープンで、参考小売価格は150円~160円。東北6県のスーパー、コンビニエンスストアで4月30日まで販売。売り上げの一部を「東日本大震災みやぎこども育成募金」に寄付する。

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