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松島海岸駅にベーカリーカフェ 浦戸諸島の天然酵母や地元食材使いパン製造

羽生さんが責任者として製造に携わるパンが並ぶ「UP!BAKER flora」店内

羽生さんが責任者として製造に携わるパンが並ぶ「UP!BAKER flora」店内

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 ベーカリーカフェ「UP!BAKER flora(アップベイカーフローラ)」(松島町、TEL 022-200-2436)が、11月15日に供用を始めたJR仙石線松島海岸駅の新駅舎2階にオープンして1カ月がたった。

窓から松島湾を望み陽光が差し込む店内

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 「UP!BAKER」は、運送業を手掛けるソウルロジス(仙台市若林区卸町)が手掛けるベーカリー。松島店の店舗面積は約21坪、席数は15席。2018(平成30)年12月にオープンした1号店「UP!BAKER」定禅寺本店、「UP!BAKER fluff」八幡町店と宮町店に続く4店舗目として12月1日、オープンした。

 製造責任者を務めるのは先天性の聴覚障がいがあるパン職人の羽生裕二さん。羽生さんは松島湾の浦戸諸島で震災復興や島おこしの活動も行っている。同店ではラベンダーやバラ、イチゴなど浦戸諸島の花やハーブ、果実などから採取した天然酵母を使ったパンをはじめ、地元食材を使ったパンのほか、生産者や地元店とのコラボパンなど松島店オリジナル商品も展開する。

 日替わりで約30種類のパンを販売。主な商品は、「ローズマリー酵母のフォカッチャ」(150円)、「スパイス薫るあんぱん」(160円)、「自家製カスタードのクリームパン」「ラルドンフランス」(以上180円)、「古代の風薫るバゲット」(185円)、「海苔(のり)の塩パン」(194円)、「ラベンダー酵母のカンパーニュ」(200円)、「チョコとクルミのカンパーニュ」「バラ酵母のカンパーニュ」(以上220円)、「ジェノバポテトフランス」「ザワークラウト入りウインナードッグ」(240円)、ローズマリー薫るショコラフランス」「いちご酵母のラズベリーベーグル」(以上250円)、「角食パン」(1斤320円、半斤160円)、「デニッシュ食パン」(1本740円、ハーフ370円)。サンドイッチ各種や、注文を受けてから作る「ほや唐揚げのタルタルドッグ」(500円)、「ローストポークのパニーニ」(734円)も用意する。

 ドリンクは、コーヒー、カフェラテ、紅茶、牛乳、ジュースのほか、クラフトビール「GRANDHOPE~柑橘(かんきつ)風味のラガービール~」「ピルスナー~やくらい地ビール~」「BAEREN~ベアレン~」(以上700円)をそろえる。

 客単価は1,000円。駅を利用する人や散歩途中の町民を中心に観光客の利用も多いという。「店名のflora(=花畑、植物の群生)には、多様多彩な人々の個性が出会い、集まり、花開き輝く、色彩豊かな花畑のように喜び、笑顔が生まれる場でありたいとの願いを込めた」と同社担当者。「新たなスタートを迎える松島海岸駅、そして松島を彩る一助になれば」とも。

 営業時間は10時~16時30分。

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