女川町の水産加工会社「マルキン」が手掛ける養殖ギンザケ「銀王」を使った加工品や弁当を販売する「銀結び 仙台朝市店」(仙台市青葉区中央3、TEL 080-6883-8633)がオープンして2カ月がたつ。
市内でサケ料理専門の居酒屋「宮城ゴチ酒場 銀結び」(国分町2)や「鮭(さけ)cafe&bar 銀結び」(同)を展開する「texture of life」(若林区河原町1)が運営する。同社は2021年5月、富谷市にサケ加工場を開設。銀王の皮をオーブンで焼き上げた「鮭皮せんべい」をはじめ、「鮭トバ」や「スモークサーモン」、美里町の老舗「鎌田醤油(しょうゆ)」とのコラボ商品「銀王ルイベ」など、無添加・手作りでサケの加工品を製造している。
同店は昨年11月11日の「鮭の日」にオープン。店長の工藤大暉さんは「新型コロナウイルスの影響で外食産業と距離を置く傾向が強くなってきていると感じ、店には行けないが銀結びの料理を食べたいというお客さまや、銀王のおいしさを知らない方々に味わってもらいたいという思いから出店した」と話す。
同社が手掛ける加工品をはじめ、銀王を使った弁当や総菜を販売する。現在の取扱商品は、「銀王の鮭皮せんべい」(500円)、「銀王の鮭とば」(650円)、「銀王の鮭とばスモーク」(690円)、「銀王ルイベ丼(アタマ)」(各550円)、「焼き鮭海苔(のり)弁当」(500円)、「銀王のはらこ飯」(850円)、食べ歩きグルメとしても楽しめる「銀王 究極の塩焼き」(1切れ200円)、「鮭バーグ」(1個250円)。「養殖なので一年中安定してサケ料理を提供でき、中でも『銀王のはらこ飯』は旬の時期以外も毎日提供できることが特徴」と工藤さん。
客単価は500円。「仙台駅に近い立地なので、県内はもちろん県外の方々にも銀王を味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は9時~17時(第2日曜は13時まで)。弁当、はらこ飯の販売は10時30分ごろから。日曜、祝日定休。