仙台の冬の風物詩「2021SENDAI光のページェント」が12月18日に開幕し、気温0度の寒さの中、定禅寺通が温かい光で包まれた。
「冬の仙台を明るくしたい」「杜(もり)の都を光の都へ」という思いから1986(昭和61)年に始まり、36回目となるSENDAI光のページェント。高橋進伍実行委員長は「昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響から、たくさんの笑顔を見る機会が大きく減っている。昨年に引き続き感染症対策を継続しながら縮小開催となるが、いつも通りの笑顔で、幸せいっぱいな気持ちになってもらえれば」と期待を寄せる。
定禅寺通のケヤキ112本に42万球のLEDを設置。電球色で温かみのある色合いのSENDAI光のページェント用LED「仙台カラー」で光の回廊を作り出す。東側の端を一番町四丁目商店街入り口付近とし、昨年より200メートル短い480メートルをライトアップ。昨年寄付者のみ通行可としたケヤキ並木に挟まれた定禅寺通グリーンベルト(緑道)は一方通行で開放し、フォトスポットとしてハート型シンボルモニュメント「アイリスハート」を設置する。
18日、19日、25日、26日には、市観光シティループバス「るーぷる仙台」が「光のページェント号」夜間特別運行を行う。毎年恒例だった「スターライト・ウインク」「スターライト・ファンタジー『サンタの森の物語』」「Sendai Winter Park ~クリスマスマーケット~」などの各種イベントは昨年に続き中止する。
点灯時間は19時~22時(土曜・日曜は18時~、最終日は24時まで)。来場者にはマスク着用、ソーシャルディスタンス確保、手指消毒、来場前の検温を求め、場内で密集が発生した場合は緊急消灯する。今月31日まで。