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仙台朝市に海産物の冷凍自販機 カキやホヤ、フカヒレなど24時間非対面で販売

タコのかぶり物で海産物の冷凍自販機と商品をアピールする同店スタッフの三瓶奈津子さん

タコのかぶり物で海産物の冷凍自販機と商品をアピールする同店スタッフの三瓶奈津子さん

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 カキやホヤ、フカヒレなどの海産物を冷凍で販売する自動販売機が、「みやぎ水産の日アンテナショップ」仙台朝市店(仙台市青葉区中央3、TEL 022-281-8299)に設置されて1カ月がたった。

「みやぎ水産の日アンテナショップ」仙台朝市店

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 エスパル仙台地下1階の「みやぎ水産の日アンテナショップ」の2号店として、今年10月1日にオープンした同店。店舗面積は約12坪。仙台市場の仲卸から仕入れた刺し身や切り身などの生鮮品をメインに、水産加工品など約50種類を販売する。

 1号店は水産加工品を取り扱っているが、新型コロナウイルスの影響による土産需要の低迷を受け、「土産品以外の分野の取り扱いを考えていたところ、もともとこの場所に入っていた仲卸さんが撤退されることになり、引き継ぐ形で出店した」と運営会社カイタク(若林区)社長の山野目真悟さん。「朝市なので、日常的に利用してもらえるように生鮮品をメインにした。10月にクリスロード商店街に出店した、東北の地場産品を集めた『みやぎ・みちのくカイタク市場』も合わせ、各店を買い回りしてもらえるような仕組みをつくっていければと意気込む。

 冷凍自動販売機「ど冷(ひ)えもん」を使った海産物の自動販売機は、10月中旬に設置し、11月から本格稼働。「仙台朝市店は営業時間が10時~17時と短いので、どうしてもチャンスロスが生じてしまう。営業時間外や定休日でも24時間稼働し、コロナ禍においても非対面で販売できるところに着目し導入した」と山野目さん。

 現在は、「宮城県産蒸し牡蠣(かき)(約6粒)」「宮城県産お刺身ほや」(以上500円)、「ほやへそっこ(200グラム)」(600円)、「しそ明太子(めんたいこ)(90グラム)」(600円)、「三陸産ふかひれあんかけ姿煮(150グラム)」(800円)、「出汁(だし)香る海鮮しゃぶしゃぶ(金華さば・水ダコ・寒ぶり、各50グラム)」(1,000円)をラインアップ。「朝市を利用される年配の方や仕事帰りのサラリーマンの方、家族連れなどに『珍しい自動販売機だね』と利用してもらっている。人気はフカヒレや蒸しカキ」と山野目さん。

 不定期で商品の入れ替えを行う予定で、「今は加工品がメインなので、今後は朝取れを瞬間冷凍したホヤなど旬の物を入れていきたい。何度来ても飽きない自販機にしたい」と山野目さん。「写真を撮りに来るだけでもいいので、朝市に遊びに来てもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~17時。日曜・祝日定休。

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