村田町の「的場牧場」で育てた仙台牛を専門に扱うネットショップ「まとばの仙台牛」がオープンして3カ月がたった。
仙台牛は、肉質等級が最高ランクの「A5」「B5」に格付けされたものに呼称が許される最高級ブランド和牛。同店広報担当者によると、和牛の中でも特に飲食店の需要が多かった仙台牛は新型コロナウイルスの影響を大きく受けているという。この状況を受け、的場牧場を経営する的場正彦さんが町内で「自然農場 風天」を営む中山建さんに「牛肉をネットで販売できないだろうか」と相談。「ネットで少しずつでも売れていくことで、村田町産の牛肉、ひいては全ての県産牛肉の評価の底上げにつながれば」という的場さんの思いを受け、中山さんが店長となり、ネットで仙台牛の販売を始めた。
ステーキ、バーベキュー、しゃぶしゃぶ、ローストビーフと、さまざまな料理に使える部位を幅広く取りそろえる。ラインアップは、「初回限定 的場牛 お味見セット」(5,980円)、「焼肉・BBQ用カルビ」「的場牛 しゃぶしゃぶパック」「的場牛 すき焼きパック」(以上7,480円~)、「ローストビーフ用 ゴロンと肉塊」(7,980円~)、「お肉博士のモモステーキ」(8,480円~)、「すっきり赤身肉スライス」(8,980円~)、「農家自慢のヒレステーキ」(1万4,980円~)など。「黒毛和牛種らしい霜降りのサシ入り肉から、さっぱりしながらうま味もしっかりある赤身肉まで取りそろえている」と中山さん。
開設から3カ月がたち、「遠方にお住まいの友人や家族への贈り物、お歳暮の品に選んでもらっている。脂の香りが良く甘味・うま味もあるのが特長で、好評を得ている」と中山さん。「サシ入り肉だけでなく、カットする職人も一推しする赤身肉も一緒に食べてもらい、仙台牛のおいしさを、まずは地元の方々にもっと知っていただきたい。ギフトの需要が多いが、おうち焼き肉、自宅パーティー、自分へのご褒美など『いいことがあったから、まとばの仙台牛を食べるか』と多くの方に思ってもらえるようになるのが目標」と意気込む。
全商品送料無料。