パンケーキをテークアウト販売する「こびとぱん」仙台店（仙台市青葉区木町通1、TEL 022-393-6676）が営業を始めて2カ月がたった。

パンケーキに季節のフルーツやクリームなどをサンドした「こびとサンド（4種入り）」

　名古屋、福岡、東京など全国で展開する「こびとぱん」の東北エリア初出店となる同店。木町通のラーメン店「濃厚鶏そばシロトリコ」を営むグラッツェ（青葉区木町通1）によるフランチャイズ運営で、同店の空き時間を利用して営業する。

　濃厚鶏そばシロトリコは2017（平成29）年、女性をメインターゲットにオープンした。社長の鈴木直子さんは「夜に店を利用される女性客は、ラーメンを食べた後ゆっくり話をしている方が多かった。周辺には喫茶店もないので、ラーメンを食べた後でも楽しめるスイーツを出せればと、スタッフと相談していた」と話す。新型コロナウイルス感染拡大による夜営業の休業要請などもあり、9月3日に二毛作営業を始めた。店舗面積は約20坪。

　パンケーキは北海道産の小麦粉をベースにした生地で、ふわふわとして口の中でとろけるような食感が特徴。ホイップバターとメープルソースをかけて食べる「メープルバター」（550円）をはじめ、甘さ控えめの生クリームにストロベリーソースと3種のベリーをのせた「ベリーベリーベリー」、生クリームにパインソースとマンゴーを合わせた「トロピカルマンゴー」（以上650円）、クリームと北海道産の粒あんと求肥（ぎゅうひ）をトッピングした「抹茶大福」、キャラメリゼしたバナナにチョコソースと生クリームとカスタードを合わせた「チョコバナナキャラメリゼ」（以上700円）の5種類を提供する。パンケーキに季節のフルーツやクリームをサンドした「こびとサンド（4種入り）」（1,500円）や季節限定商品も用意する。

　客単価は1,000円。「女性をターゲットに始めたが、シロトリコに来店する男性や年配の方にも購入してもらっている。年齢層も若い方から80代以上の方まで幅広い」と鈴木さん。現在は1日平均100食を売り上げているという。

　今月中旬にはイートイン営業の開始も予定しているほか、営業日や営業時間の拡大も検討しているという。鈴木さんは「ゆくゆくはラーメン店でも、食後のスイーツとして提供したい」と話す。

　営業時間は14時30分～17時（売り切れ次第終了）。営業日は金曜～日曜、祝日。