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仙台の伊レストランがレトルトパスタソース開発 県産食材使いシリーズ展開

「志津川産たこのペペロンチーノ」

「志津川産たこのペペロンチーノ」

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 イタリアンレストラン「レストランパリンカ」(仙台市青葉区霊屋下、TEL 022-213-7654)が9月1日、宮城県産食材を使ったレトルトパスタソース「みやぎパスタ紀行シリーズ」を発売した。

「石巻産金華さばのプッタネスカ」

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 レストランパリンカは、オーナーシェフの小関康さんが伊達政宗公の霊屋(おたまや)「瑞鳳殿」参道入り口で1996(平成8)年3月に開業。「北緯38度のイタリアン」を掲げ、宮城の食材を積極的に取り入れたイタリア料理を提供している。

 レトルトパスタソースは開業25周年を記念して開発。小関さんは「コロナ禍でなかなか店に来られないお客さまに、どうやったら店の味を届けられるかと考え、レストランの味を自宅で味わってもらえるパスタソースを作ろうと開発に着手した」と話す。レトルト加工事業を行う就労移行支援・就労継続支援B型施設「くりえいと柴田」(柴田町、運営=はらから福祉会)の協力を得て、約半年かけて発売にこぎ着けた。

 第1弾の食材に選んだのは、南三陸町志津川産タコ、石巻産金華サバ、仙台牛。商品ラインアップは、志津川産タコと青森県産のニンニクを使った「志津川産たこのペペロンチーノ」(内容量110グラム)、脂の乗った金華サバを使い酸味とコクのあるトマトソースに仕上げた「石巻産金華さばのプッタネスカ」(同150グラム、以上1,026円)、あめ色に炒めたタマネギにイタリア産のパルミジャーノレッジャーノチーズを加え仙台牛のひき肉を赤ワインで煮詰めた「仙台牛のボロネーゼ」(同150グラム、1,350円)。

 「レトルト食品のイメージを打破したいという気持ちもあり、チャレンジだった。素材を吟味して丁寧に作っているので、レトルトっぽくない印象で食べてもらえるのではないか」と自信を見せる小関さん。6月、7月に百貨店「藤崎」の中元ギフトとして先行販売し200セット以上を売り上げ、発売後も売れ行きは好調という。

 「外食の機会が減少する中で、大切な方へのギフトや記念日など特別感のある食卓に最適の品と考えている」と小関さん。10月にはシリーズ第2弾として、東松島市鳴瀬産のカキを使った2種類の販売を予定している。「今後も県内津々浦々の食材を用いた商品開発を行い、パスタソースを通して宮城の魅力を発信していきたい」と意気込む。

 レストランパリンカ、藤崎本館(一番町3)地下1階「パリンカ藤崎店」、オンラインショップで取り扱う。

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