新型コロナウイルスの急速な感染再拡大を受け仙台市が3月25日、市内公共施設の休館・利用休止、一部利用停止を決定した。
3月18日、宮城県と仙台市は4月11日までの期間を対象に独自の緊急事態宣言を発令したが、市内では3月24日に131人、25日に101人と100人を超える感染者が確認された。こうした事態を受け、市は市民利用施設について、緊急事態宣言期間中の原則休館、一部利用停止と利用自粛の呼び掛けに踏み切った。
休館・利用休止、一部利用停止となるのは、せんだいメディアテーク、仙台文学館、仙台市科学館、仙台市天文台、八木山動物公園、図書館、区文化センター、市民センター、スポーツ施設など458の施設。
郡和子仙台市長は「現在、宮城県・仙台市独自の緊急事態宣言を発令中であり、市民・県民の皆さまには不要不急の外出、移動の自粛をお願いしているところだが、仙台市民の皆さまには一層厳しい外出、移動の判断をお願いしなくてはならない。市内における人の流れを極力抑えていかなければ、この事態は乗り越えられないものと考えている。この危機を乗り越えるため、市民の皆さまに最大限の努力を払っていただくようお願いしたい」と呼び掛ける。
一部施設を除き、県・市独自の緊急事態宣言が明ける4月11日までを予定する。