展覧会「羽生結弦展 共に、前へ 東日本大震災 あの日、そして今」が2月26日、仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)本館6階スペース6で始まった。
東日本大震災から10年の節目に当たり、仙台出身のフィギュアスケーター羽生結弦選手の震災時の経験やこれまでの被災地との関わりを捉えた写真を通して、震災や防災について考えるきっかけにしてほしいと「ノッテステラータ・プロジェクト実行委員会」が主催。遠方からの移動を伴う来場をできるだけ避けるため、昨年12月16日の東京会場を皮切りに宮城、島根、大阪、青森、福島、長崎など全国12会場での巡回を予定し、最寄りの会場への来場を呼び掛ける。
日本テレビの情報番組「news every.」やチャリティー番組「24時間テレビ」の取材を基に構成。羽生選手が被災地を慰問する姿を追った映像のキャプチャーをはじめ、被災地の震災当時の写真、羽生選手が被災地で出会った人々の当時と今の写真を、約80点のパネルで伝える。「共に、前へ」と書かれた羽生選手直筆のメッセージや、震災をテーマにしたプログラム「悲愴」(2011年)、「天と地のレクイエム」(2015年)、「Notte Stellata(ノッテ・ステラータ)」(2017年)の衣裳も展示する。
6階特設会場にはオフィシャルグッズの販売コーナーを設置。羽生選手の衣裳デザインをモチーフとした巾着やミラー(以上1,650円)、シュシュ(1,870円)、扇子(2,970円)をはじめ、「notte stellata」のロゴをデザインしたソーラーライト(3,850円)や手回し充電器付きラジオ(4,620円)などの防災グッズも販売する。
新型コロナウイルス感染拡大防止および混雑回避、列形成の最小化のために事前予約による時間帯ごとの入店規制を行っており、予約期間は終了。当日の空き状況によりフリー入場を行い、仙台パルコのツイッターで知らせる。
開催時間は10時~21時(今月28日までは20時まで)。入場無料。3月14日まで。入場の際はマスクの着用、手指消毒を求める。