仙台市動物管理センター(愛称=アニパル仙台)から譲渡された保護猫の様子を伝える「しっぽゆらゆら写真展」が2月9日、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)1階ギャラリーホールで始まった。
「人と動物が共に健康に生きていけるまち」の実現を目指す動物愛護の拠点として、飼い主への適性飼育の啓発・指導を行っているアニパル仙台。収容された猫・犬の命を救うため、市民ボランティアや仙台市獣医師会の協力を得ながら希望者への譲渡事業も行い、毎年200頭以上が新たな家族に迎えられている。2019年度は535匹の猫を保護し、299匹を譲渡。155匹がやむなく殺処分となった。
譲渡事業をより多くの人に知ってもらおうと2015(平成27)年に始めた同展。6回目となる今年は2019年度にアニパル仙台から譲渡された猫の写真約130点を展示する。アニパル仙台担当者は「収容されていた猫を家族として迎えていただいた方々が撮影した、心が癒やされる写真の数々をご覧いただければ」と呼び掛ける。
譲渡から1年がたち各家庭で幸せに暮らしている姿を写した写真と共に、譲渡直後から現在までの様子、飼い主による「うちの子自慢」を紹介。市の猫に関する現状や地域猫対策に関するパネル展示も行う。
開催時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日休館。今月24日まで。3月1日~3月12日はアニパル仙台(宮城野区扇町6)で開催する。