クリエーティブ産業の連携と融合を目指してディスカッション

設立記念シンポジウムで行われたパネルディスカッション。せんだいメディアテークの1階オープンスクエアで

設立記念シンポジウムで行われたパネルディスカッション。せんだいメディアテークの1階オープンスクエアで

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 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町2)で2月8日午後、「仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム」の設立記念シンポジウムが開催された。

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 シンポジウムでは冒頭に、コンソーシアム発起人を代表して梅原克彦仙台市長が挨拶。コンソーシアム設立により仙台のクリエーティブ産業が活性化することに期待の言葉を寄せた。

 「連携と融合が拓く新時代のクリエーティブ産業」と題したパネルディスカッションでは、Mozilla Japanの瀧田佐登子代表理事、bluemarkの菊地敦己代表、アートクラフト・インターナショナルの木村浩一郎代表取締役、K sound designの小泉彌和代表取締役兼CEOがパネラーとして参加。「クリエーティブとは何か」「クリエーティブな仕事をするために肝心なことは」「異分野をつなぐクリエーティブを成功に導くためのヒントは」などについて討論を行い、各自の経験をもとにした回答で会場の観客を唸らせた。

 「仙台で何ができるか」という問いかけには、「地方は企業を超えたつながりが生まれやすい。それが物作りで夢を描く人にとって有利な環境作りにつながれば」(瀧田さん)、「顔の見えるローカルなマーケットが再構築される可能性は大いにある」(菊地さん)などの意見がある一方、「地元で実際に展開することの難しさも経験している」(小泉さん)という声も上がり、今後の課題も浮き彫りになった。

 パネルディスカッションのモデレーターを務めた智財創造ラボの渡辺保史さんは「こうして多分野の方が集まって意見を交わすことで新たなひらめきや創造が生まれる。まずはコンソーシアムがそうした触発の起きる場になっていけば」と締めくくった。

仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム
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