JR仙台駅東口の「Zepp sendai」跡地(仙台市宮城野区榴岡1)に2月5日、駅直結のオフィスビル「JR仙台イーストゲートビル」が開業する。
事業主体はJR東日本、運営は仙台ターミナルビル。JR東日本グループによるオフィスビルは首都圏以外で初めて。
建物は鉄骨造り一部鉄骨鉄筋コンクリート造り、地下1階、地上13階建て。延べ床面積は約2万5600平方メートル。3~13階がオフィスで、2階・3階には米ニューヨーク発のコミュニティー型ワークスペース「WeWork(ウィーワーク)」が2月1日に先行オープンする。世界38カ国151都市で展開し、国内ではWeWork Japan(東京都港区)が東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、福岡に約30拠点を置くウィーワーク。東北エリア進出は初めてで、485デスクを配置する予定。
開放的な吹き抜けが特徴のエントランスホール「ダテリウム」には、オフィスワーカーの待ち合わせ場所や打ち合わせに使えるスペースを設け、地域住民や来街者の交流の場となるようなイベントを定期的に開き、駅周辺のにぎわい創出を図る。
1、2階は商業施設で、「エスパル仙台 東館」の一部となる。1階には、土曜・日曜・祝日も郵便窓口やATMが利用できる「JR仙台イーストゲートビル郵便局」、駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」のブースを併設するコンビニエンスストア「ニューデイズ(仮称)」を配置。2階には、第一興商(東京都品川区)が運営するビアレストラン「仙台キッチン」が出店。クラフトビールとバーベキューをイメージした手作りの薫製料理やオーブン料理を提供する。
仙台ターミナルビルは「仙台駅東口駅前広場に面したオフィスビル内に設置された利便性の高い店舗として、オフィスユーザーだけでなく、周辺にお住まいの方々にとっても、毎日の生活がさらに便利な『エスパル仙台 東館』を目指す」としている。