漫画家・イラストレーターのキューライスさんの展覧会「キューライス フェムフェムランド」が10月16日、仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)本館6階スペース6で始まった。
「キューライス」こと坂元友介さんは1985(昭和60)年生まれ、栃木県出身。高校時代に独学で短編アニメーションを作り始めた。東京造形大アニメーション専攻1期生で、同大大学院卒業後の2009(平成21)年、東北新社に入社。2017(平成29)年に退社し、現在はフリーランスの漫画家、イラストレーター、演出家、アニメーション作家として活動。ツイッターのフォロワー数は28万人を超える。
世代を超えて楽しめるテーマパークにキューライスさんが描く個性豊かなキャラクターたちの世界観を落とし込んだ体験型展示を展開。「キューライスの家」や「ドン・ウッサのおやしき」など5つの部屋に分かれた会場内に、「ネコノヒー」「スキウサギ」「チャー子」「悲熊」「ドン・ウッサ」「よるのえ」など約140点の原画を展示する。キューライスさん制作の短編アニメーション「焼魚の唄」「ナポリタンの夜」「鴨(かも)が好き」の上映も行う。
物販会場では、ポストカード、ステッカー、クリアファイル、スマホケース、トートバッグ、Tシャツ、ハンドタオル、クッション、食器、書籍、ミニキャンバス、原画など同展オリジナルグッズを含む約300点を販売。仙台会場の開催を記念して作られた「スキウサギ ずんだがスキ!マスコット」(1,430円)も用意する。3,000円購入ごとに1回抽選に参加でき、当選者にはキューライスさんがSNSスタンプ用に下描きした原画1枚を進呈する。
キューライスさんは「この度はまた仙台の地でキューライス展を開催することができてうれしい限り。ただ今年はサイン会が開催できず誠に残念…。感染症対策でいろいろご協力願うことも多いかと思うが、どうかよろしくお願いできれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時~21時(入場は閉場30分前まで、最終日は18時閉場)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料。物販会場のみの入場はできない。11月3日まで。
新型コロナウイルスなど感染症の予防と拡散防止のため、会場内の定期的な巡回消毒、レジ前の飛まつ飛散防止シート設置、スタッフの体調チェックやマスク着用、混雑時の入場制限を行う。来場者には、入場時のマスクの着用・手指消毒、咳(せき)エチケット、ソーシャルディスタンス確保の協力を求める。