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「日本酒と西公園」延期を経て開催へ 30蔵参加、新型コロナ対策十分に

昨年の様子(実行委員会提供)。利き酒ブースでは参加各蔵の日本酒を飲み比べできる

昨年の様子(実行委員会提供)。利き酒ブースでは参加各蔵の日本酒を飲み比べできる

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 県内外約30の酒蔵が集結する野外イベント「日本酒と西公園」が10月3日・4日、仙台市青葉区の西公園南側で開催される。

飲食ブースでは各店お薦めの酒とさかなを提供

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 大町周辺エリアの飲食店をはじめ、不動産業・建設業・製造業などの会員で構成される商店会御譜代町商人組合のメンバーが中心となり実行委員会を結成。「日本の文化としての日本酒を新緑の西公園で楽しみ、日本酒と仙台の魅力を再発見する場を創出すること」を目的に2016(平成28)年に初開催した。

 4回目となる今年は6月20日・21日を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け延期を決定。十分な感染症対策を講じた上で開催に踏み切った。「皆さんの安全を第一に考えやむなく延期を発表した時は、『中止ではなくてよかった』『開催を待っています』といった声を頂戴した。このイベントが多くの方に愛されており、開催を待ってくださる方がたくさんいることをうれしく思った」と実行委員会担当者。10月の開催が決まるとSNSを中心に大きな反響があり、「『よく決断してくれた』といった温かい言葉を多数頂き励みになっている」と話す。

 東日本を中心に2日間で約30蔵が参加し、メインとなる利き酒ブースで40~50種類の日本酒を提供する。会場内では市内飲食店が日本酒に合う酒のさかなと、それぞれの店お薦めの日本酒も販売する。

 参加予定酒蔵は、青森=八戸酒造、岩手=磐乃井酒造、喜久盛酒造、秋田=秋田清酒、日の丸醸造、木村酒造、宮城=川敬商店、萩野酒造、蔵王酒造、大沼酒造店、山形=米鶴酒造、鈴木酒造店 長井蔵、福島=辰泉酒造、会州一酒造、栃木=飯沼銘醸、松井酒造店、茨城=月の井酒造、群馬=土田酒造、和歌山=名手酒造、奈良=大倉本家など。

 アルコール消毒液の設置、ソーシャルディスタンスの徹底、スタッフの検温・マスク着用を行い、参加者には手指消毒や咳エチケットの協力を求める。担当者は「関係する全ての方に安全に楽しんでいただけるよう、感染症対策をしっかり講じて開催する。感染症対策は皆さんに協力いただくことでさらに効果が向上するので、お力添えのほどお願いできれば」と呼び掛ける。

 開催時間は、3日=10時~20時、4日=10時~17時。利き酒チケット10枚つづり券(チケット1枚で約30ミリリットルの日本酒と引き換え)は前売り=2,000円、当日=2,500円。

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