定禅寺ストリートジャズフェスティバル応援企画「定禅寺ストリートジャズ LIVE AID STAND UP!SENDAI 2020」が9月12日・13日、ユーチューブライブで行われる。
仙台市中心部で毎年9月に行われている秋恒例の野外音楽イベント「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」(以下JSF)。昨年は2日間で710グループが出演し、77万人が訪れた。今年、30回目の節目を迎える予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて主催の定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会は5月に翌年への延期を発表した。
延期を受け、地元テレビ局「東日本放送」、ライブハウス「仙台GIGS」などが実行委員会を発足しイベントを企画。担当者は「多くの方に音楽の楽しみを、アーティストらには活動の場を提供することで、新型コロナに立ち向かう医療従事者と『ジャズフェス』両方へ支援できないか考えた」と話す。「ユーチューブ配信することで、これまでジャズフェスへ参加できなかった遠方の方々にも届けたい」とも。
同イベントでは、JSF常連のバンドを中心とした無観客ライブの収録配信を、当初の開催予定日だった12日・13日に行う。ジャズ、ソウル・ポップス、ソウル、ブルース、ゴスペル、ロックなど多ジャンルのバンド18組が出演。スペシャルゲストとして仙台在住の4人組ロックバンドMONKEY MAJIKも出演する。
現在、クラウドファンディングで事業費の支援者を募集している。集まった支援金はライブ収録配信関連経費を除いた分を、定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会と日本赤十字社に寄付する。担当者は「全国有数の市民音楽イベントのDNAを途切れさせることなく残したい。まずは音楽配信を楽しんでいただいて、来年の第30回JSFが開催できるようにクラウドファンディングで協力をお願いできれば」と呼び掛ける。
ユーチューブ配信は各日12時開始。