宮城県産ブランド米「だて正夢」を使った弁当が県内のイオングループ39店舗で現在、販売されている。
「だて正夢」は、米どころ宮城の新しいブランド米として2018(平成30)年にデビュー。もちもちとした食感と米の甘さが味わえる食味の良さが特徴で、冷めてもやわらかく弁当に適している。これまで飲食店でのフェア、店頭での試食配布、SNSを活用したPR活動やCM放映を展開し「県内外での認知度は向上している」と県みやぎ米推進課生産販売班の担当者。2020年度の作付面積は約840ヘクタールで、約4000トンの生産を見込む。
県、イオン、全国農業協同組合連合会宮城県本部、パールライス宮城が連携して行う今回の弁当販売。新型コロナウイルスの影響によりイベントや店頭での試食販売が難しい中、「弁当として提供することで、県民の皆さまにあらためて『だて正夢』のおいしさを実感していただき、さらなる認知度向上と販売促進に弾みをつけていきたい」と企画した。
おにぎりやすしなど、だて正夢を使った弁当計7種類を販売する。固定商品は、塩むすび(2個、158円)、おにぎりセット(紅サケ・昆布各1個)、赤飯セット(赤飯・いなり寿司)、彩りいなり(五目ひじき・鶏ごぼう・梅各1個)、赤飯助六(赤飯・いなりずし・巻きずし、以上238円)。ほか2種類は季節商品で、6月は梅しらす豆ご飯、山菜ご飯(以上258円)を販売する。
担当者は「この機会に『だて正夢』のおいしさを実感していただき、自宅でも炊いて召し上がっていただければ」と話す。
宮城県内のイオン、ザ・ビッグなど計39店舗で販売。11月下旬ごろまでを予定する。