東北エリアの道の駅163駅を対象にした「東北『道の駅』スタンプラリー2020」が6月19日、始まった。
東北「道の駅」連絡会が、地域活性化を目的に1995(平成7)年から行っているスタンプラリー。東日本大震災以降は復興の一助としての目的も兼ね、東北の周遊観光旅行者の増加を目指して行っている。昨年は1万9258人が参加し、745人が「完走」した。
26年目となる今年は4月22日からのスタートを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期し、2カ月遅れのスタートとなった。
参加者は各駅で販売するスタンプブック(300円)を購入して参加する。東北「道の駅」連絡会事務局担当者は「昨年までは1ページに1駅を掲載していたが、年々道の駅の数が増えてスタンプブックも厚くなった。持ち運びやすくしてほしいというお客さまの声を反映し、今年は1ページに2駅を掲載した」と話す。道の駅で使える計9,000円相当のクーポンが付くほか、これまで別売りしていた「東北道の駅マップ」を今回は付録にした。
スタンプ数に応じて東北道の駅共通特産品引換券を抽選で進呈するほか、スタンプ1個以上と道の駅での1,000円分のレシートで応募できる旅行券・食品・飲料・コーヒー詰め合わせなどのタイアップ賞品を抽選で用意。スタンプを163個全て集めて応募した人には全員に完走証明書とステッカーを進呈する。今回も「1年で制覇コース」(応募期限=2021年1月15日)と「無期限で制覇コース」(2021年1月16日~無期限)の2コースを用意する。
「スタンプラリーを通して東北の道の駅を知っていただき、道の駅のある周辺地域や観光名所などに足を運んでいただくきっかけになれば」と担当者。「皆さまのご理解・ご協力により東北の道の駅も続々と営業を再開でき、スタンプラリーも開始できた。まだまだ感染防止対策をしなければならないので、引き続き道の駅を利用する際はマスクの着用や消毒、ソーシャルディスタンスなどご協力をお願いしたい」と呼び掛ける。
例年行っている「東北『道の駅』検定」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。来年度以降の開催を検討している。