手延べうどん専門店「二階堂製麺所」(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-797-3836)が一番町四丁目商店街にオープンして1カ月がたった。運営は手延べ麺や生麺などの開発・製造・販売を手掛けるマルニ食品(登米市)。
1885(明治18)年に初代・二階堂文左衛門が登米市で麺茶屋として創業し、昔ながらの製法に時代ごとの最新技術を取り入れた手延べ麺を提供してきた二階堂製麺所。今回、「お客さまのご意見やご要望がダイレクトに聞ける新規事業として、ブランドの情報発信の場所として」(同社担当者)、2月2日に出店した。
入り口近くに売店があり、その奥にレストランを併設する。店舗面積は、売店=約4坪、レストラン=約70坪。
ショップでは6種類の手延べうどんを販売する。コラーゲンを練り込んだ看板商品の半生手延べうどん「花つるりん」、かむほどに小麦の風味が感じられるしっかりとした太麺作りの煮込み系手延べうどん「むらさき」(以上90グラム、486円)、つるつると滑らかな舌触りと共にうま味を感じる平麺半生手延べうどん「麦つるり」、全粒粉特有の小麦の香りとつぶつぶとした食感が特徴の半生手延べうどん「麦香る」(以上90グラム、540円)、コシの強さと弾力を持った滑らかな細麺の手延べ製法乾麺「翔の舞」(250グラム×6、5,400円)、宮城県産小麦を使った半生手延べうどん「青葉の恋」(110グラム、648円)。
だし(まぐろ・かつお・さば・しいたけ、各162円)や「文左特製つゆ」(162円)、麺菓子「麺ざくざく」(牛タン塩味・かきしょうゆ味・仙台辛みそ味・藻塩味=各378円、青森りんごはちみつバター味=410円)や、「ふんわりカリント 珈琲(コーヒー)くりぃむ」(5個入り、842円)、「仙台深蒸しずんだ」(4個入り、972円)なども販売し、中元や歳暮、祝い品などのギフト需要にも対応する。
初代の名を取ったレストラン「仙台手のべうどん BUNZA(ぶんざ)」(TEL 022-797-3835)では、各種手延べうどん(1,265円~)をはじめ、和牛や魚の炭火焼き、牛すき焼き、天ぷらなどのほか、コースメニューも提供。アルコール類やソフトドリンクも各種取りそろえる。席数はカウンター、テーブル、個室、半個室合わせて54席。
客単価は、売店=1,000円、レストラン=ランチ2,000円、ディナー8,000円。オープンから1カ月がたち、年配客を中心に食やトレンドに敏感な若い世代の利用も多いという。担当者は「店を通して二階堂製麺所のファンを増やしていきたい」と話す。
営業時間は、売店=11時~19時30分、レストラン=11時30分~14時30分、17時30分~21時(以上、ラストオーダー)。3月中は火曜定休。