仙台市動物管理センター(愛称=アニパル仙台)から譲渡された保護猫の様子を伝える「しっぽゆらゆら写真展」が2月12日、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)1階ギャラリーホールで始まった。
「人と動物が共に健康に生きていけるまち」の実現を目指す動物愛護の拠点として、飼い主への適性飼育の啓発・指導を行っているアニパル仙台。収容された猫・犬の命を一つでも多く救うため、市民ボランティアや仙台市獣医師会の協力を得ながら希望者への譲渡事業も行い、毎年300頭以上が新たな家族に迎えられている。2018(平成30)年度は641匹の猫を保護し、287匹を譲渡。279匹がやむなく殺処分となった。
同展は、「譲渡事業をより多くの方々に知っていただくと共に、猫に関する現状について周知し適正飼育の普及啓発につなげたい」と2015(平成27)年から毎年行っている。今年は、2018年度にアニパル仙台から譲渡された猫の写真約100点を展示。譲渡から1年がたち各家庭で幸せに暮らしている様子を写した写真と共に、譲渡直後から現在までの様子、飼い主による「うちの子自慢」を紹介する。
会場では、仙台市における猫の現状や地域猫対策の情報、ボランティア活動や譲渡猫について紹介するパネル展示も行う。
開場時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日閉館。今月20日まで。2月27日~3月13日はアニパル仙台(宮城野区扇町6)で開催する。