宮城県庁裏の「HachiHanano（ハチ花乃）」（仙台市青葉区上杉1、TEL 022-796-8598）が鶏塩そば専門店にリニューアルして2カ月がたった。

木目を基調とした落ち着いた雰囲気の店内

　ハンバーグレストラン「HACHI（ハチ）」を手掛けるオールスパイス（仙台市上杉1）が水炊き専門店として6月にオープン。水炊きの締めやランチタイムで提供していた「鶏塩そば」の人気を受け、10月1日に業態を変更するとともに、遅めのランチ需要も見込みオープンからラストまで通し営業にした。店舗面積は17坪、席数はカウンター・テーブル合わせて23席。

　同店の「鶏塩そば」は、鶏の骨付き肉と昆布で取った和風の水炊きスープに鶏油を合わせた、あっさり仕立ての中華そば。麺は極細のストレート麺で、トッピングに自家製鶏ハム・青菜・ゆで卵を別で添える。「水炊きのために作ったスープなので鶏ガラを使っていないため、とても透き通っているのが特徴」と角田秀晴社長。

　メニューは「鶏塩そば」（700円）をはじめ、蔵王町「梅庵（うめあん）宗久」の梅干しを別添えする「鶏塩そば 梅」、鶏油を入れずにレモンスライスをのせた「鶏塩そば レモン」（以上800円）、自家製鶏ハムを増量してのせた「鶏塩そば 肉」（900円）の4種類。100円増しで大盛りに対応する。栗原市志波姫産の「栗原・めだかっこ米」を使った「梅庵宗久の梅おにぎり」（150円、毎日数量限定）や、「クレソンのアイスクリーム」「レモンのシャーベット」（300円）も提供する。

　業態変更後の客の割合は女性6割、男性4割。「女性一人でも入りやすいと好評で、ラーメン店としては珍しく女性客が7割を超す日もある」と角田社長。洋食をメインとする「ハチ」の中華そば業態ということで「不安もあったが期待の声を多く頂き、おいしかったと言ってもらえていてほっとしている。多くの方にお召し上がりいただければ」と話す。

　営業時間は11時～19時。日曜定休。