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揚げかまぼこの老舗「阿部善商店」が塩釜初のクラフトビール 海産物に合う味わい

阿部善商店が販売を始めた「塩竈ビール」

阿部善商店が販売を始めた「塩竈ビール」

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 揚げかまぼこや「おでんセット」「塩竈(しおがま)おでん缶」など水産練り製品の製造・販売を手掛ける阿部善商店(塩釜市)が2月1日、塩釜初のクラフトビール「塩竈ビール」の販売を始めた。

グラスに注いだ濃色の「塩竈ビール」

 1926(昭和元)年創業の同社が「食の文化、ハートで育てます」という企業理念の下、「かまぼこ以外に塩釜の地で何か作れないか」との思いから企画した。担当者は「地元のクラフトビールが存在しないということもあり、塩釜といえば海の幸が有名なので、それに合うビールを造ったらどうかという社内の意見から開発・販売につながった」と話す。

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 「塩釜らしさ、塩釜の海の幸に合うビール」を開発コンセプトに掲げ、製造は「松島ビール」などを手掛けるサンケーヘルス(大郷町)に委託した。ドイツ産の麦芽とホップを使用。麦芽を通常のビールの1.5倍使い、熟成にも倍の時間をかけて仕上げたという。アルコール度数は7%。「ボック」タイプで、「麦芽風味が強く、濃厚・重厚な味わい」が特徴。酵母が生きている非熱処理タイプのため、要冷蔵で賞味期限は製造日から60日となる。

 ラベルデザインには、「塩竈みなと祭」の御座船「鳳凰(ほうおう)丸」をあしらい、塩釜の港をイメージしたブルーを基調に仕上げた。「本業がかまぼこ店なので遊び心で『おでん』が隠し絵として入っている」と担当者。

 「塩釜の名産である海産物やすし、かまぼこと一緒に飲んでいただききたい。観光客にはもちろん、地元の人に愛される、地元の人が自慢できる『おらが町のビール』に育てていければ」と話す。

 330ミリリットル瓶入りで、参考小売価格は500円(税別)。現在、塩釜・多賀城市内の酒店や量販店、百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3)で販売するほか、塩釜市内の飲食店で提供している。

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