昭和のたたずまいを残す長町駅前の横町「2番街」に「居酒屋 晴(はれ)」(仙台市太白区長町3、TEL 022-797-6328)がオープンして3カ月がたつ。
老舗和食店や居酒屋などで腕を磨いた高澤俊晴さんが35歳で独立し、念願かなえ9月20日に開いた。店名の「晴」には、「一日の最後に少しでも気持ち晴れやかになっていただけるようなお手伝いができれば」との思いを込める。店舗面積は約15坪。席数は、1階=カウンター6席・小上がり8席、2階=座敷25席(宴会予約専用)。
旬の食材を使った和食をメインに刺身、一品料理、焼き物、揚げ物、珍味、つまみ、ご飯もの、デザートなど「ひと手間加えた」居酒屋メニューをそろえる。「自家製つくね焼き」(1本350円)、「いぶりがっこチーズ」(480円)、「国産牛すじ土手煮 白みそ仕立て」(小=500円、大=900円)、「自家製さつまあげ」「『晴』のポテトサラダ」(以上560円)、「刺身盛り合せ」(1人前900円~)、「黒毛和牛の炙(あぶ)り寿司(すし)」(900円)など(価格は全て税別)。
テレビドラマにもなった漫画「深夜食堂」が好きだという高澤さん。「こんなものが食べたい、あんなものが食べたいという、大人のわがままに応えたい。お客さまに寄り添える店にしたい」と、手が空いていれば、店にある材料でメニュー以外の料理にもできる限り対応する。
ドリンクは、ビール、ハイボール、日本酒、焼酎、果実酒、チューハイ、カクテルなど、約40種類を用意する。
客単価は3,000円~4,000円。年配男性を中心に会社員やカップルなど、20代後半~70代と幅広い層が来店。常連客も増えてきているという。
高澤さんは「2番街は昔ながらの飲み屋街というイメージがあると思うが、1次会から2次会、3次会と全部まかなえる場所。若い世代の方にも気軽に足を運んでもらえれば」と話す。
営業時間は17時~24時。日曜定休。