ツメナシカワウソの「くるり」をフィーチャーした企画展「ツメナシカワウソ KAWAII展」が9月1日から、仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)2階のツメナシカワウソ水槽前で開かれている。
くるりは2015年3月生まれの雌で、伊勢夫婦岩ふれあい水族館(伊勢シーパラダイス)から2016年11月、高知県立のいち動物公園出身の「ソラ」(雄)と共に仲間入りした。現在の大きさは全長=約1.2メートル、体重=約12キログラムで、鼻にあるピンク色の斑点がチャームポイント。海獣飼育担当者は「お手製のハンモックや木のおもちゃなどをかじったり手でいじって壊したりするなど、ファンの方から『破壊神』の異名をもらうほどの超おてんば。手は焼かされるが、しぐさや寝顔などを見ていると、とても癒やされる」と話す。
公式SNSでも人気コンテンツとなっているツメナシカワウソの魅力を伝えたいと企画。「常に接している飼育スタッフだから分かる独自の視点」で撮影した写真や動画を展示し、動画コーナーは「おてんばくるりの○○やってみた」と題し、「水で遊んでみた」「おもちゃもってみた」「アジ氷を食べてみた」など、くるりのさまざまな挑戦を紹介する。
今月3日に始まった「第2回 カワウソゥ総選挙」にも出場しているくるり。全国の動物園・水族館39園館、83頭のカワウソの中から、「杜の都のおてんばガール」をキャッチコピーに1位を目指す。投票期間は10月14日まで。
昨年の第1回ではくるりの父・ブブゼラ(昨年9月3日に永眠)が優勝に輝いている。担当者は「父に続くナンバーワンを目指している。(他館にいる)弟たちもエントリーしているので、負けないように頑張りたい」と意気込み、応援を呼び掛ける。
営業時間は9時~18時30分(9月8日・15日・16日・22日・23日・29日は20時まで、最終入場は閉館30分前まで)。入館料は大人2,100円ほか。11月4日まで。