仙台の百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)本館7階で8月1日、「熊本地震 東日本大震災 復興支援『大くまモン展』」が始まった。主催は熊本県。
2010年に誕生した熊本県PRキャラクター「くまモン」。2011年の「ゆるキャラグランプリ」優勝をきっかけに、その愛くるしい表情で全国区の人気者となった。現在は熊本県営業部長兼しあわせ部長として、アジア・欧米など海外へも進出。熊本県の知名度向上に貢献している。
熊本県では2016年4月に発生した熊本地震の影響で今も約3万人が仮設住宅などで避難生活を送り、復旧のめどが立っていない地域もある。くまモンは被災地への慰問をはじめ、全国からの支援に対する感謝の気持ちを込めた訪問活動を続けている。
「くまモンを通して熊本の現状を多くの方々に知っていただくとともに、東日本大震災で被災された方々の少しでも早い復興を願い、より多くの支援を募ること」を目的に企画された同展。会場内には、くまモンをデザインした募金箱を設置。集まった寄付金は、熊本県・宮城県を通じて熊本地震・東日本大震災の義援金に充てられる。
展示は、くまモンの誕生からこれまでの国内外での活動を紹介し、「日本中に元気を与え続けてきたくまモンの魅力の全てを解き明かす」内容。イベントなどで実際に着用した衣装をはじめ、絵本の原画、熊本や海外の観光名所で撮影した写真、企業コラボグッズなど約150点を展示する。
くまモンと一緒に写真が撮れるフォトスポットも用意。グッズコーナー「くまモン商店」も設置し、マグカップ・缶バッジ・ぬいぐるみ・ステッカー・Tシャツなどの展覧会限定デザイングッズをはじめ、くまモングッズ約600点を販売する。
期間中にはくまモン本人も来場。4日・5日には会場入り口で「くまモンとハイタッチ」(各日11時~・14時~、各回先着100人、各1時間前から配布する参加整理券が必要)、8月11日・12日には藤崎本館サンモール側特設会場で「くまモンステージ」(各日11時30分~・14時30分~、各回30分)を開く。
開催時間は10時~19時30分(入場は閉場30分前まで、最終日は17時閉場)。入場無料。今月13日まで。