カメイアリーナ仙台(仙台市体育館、仙台市太白区富沢1)で4月15日、スポーツ漫画「ハイキュー!!」の初めての原画展「ハイキュー!!展 ゲンガ×タイカン」が始まった。初日は3000人を超えるファンが来場した。
同作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2012年から連載中の人気スポーツ漫画。バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマが人気を博し、2014年にはテレビアニメ化、2015年には演劇化もされている。コミックスは31巻まで刊行中で、シリーズ累計発行部数は2800万部を超える。
作者の古舘春一さんは岩手県出身で、仙台のデザイン専門学校を卒業。作中に登場する高校は岩手や宮城の高校がモデルになっているほか、同体育館が「春の高校バレー宮城県代表予選」の舞台として描かれている。
会場では、同展のために描き下ろされた総勢22人のキービジュアルをはじめ、対戦カードなどでまとめた原画、読者の投票で選ばれた人気エピソードや週刊少年ジャンプの発売日に合わせた最新話の「1話まるごと原画展示」など、会期中約450点の原画を展示する。描き下ろしキャラクターとの記念撮影や漫画のコマに入り込んだような撮影ができるフォトスポット、同展オリジナルグッズなどを販売する記念品販売所も設ける。
開館時間は10時~18時(最終日は16時まで、最終入場は30分前)。料金は、一般=800円、中学生以下=600円、未就学児無料。今月29日まで。
会期中は市内各所で関連イベントも展開。仙台市交通局とのコラボでは、駅や地下鉄東西線1編成に全26種類のポスターを掲出するほか、泉中央駅・仙台駅・国際センター駅と同体育館を巡るクイズラリーも実施する。