仙台経済新聞の2017年年間PV(ページビュー)ランキングは、上半期と同じく仙台駅前「さくら野百貨店仙台店」の運営会社が破産したことを伝えた記事が1位となった。
ランキングは今年1月1日から12月14日までに配信したヘッドラインニュース237本のPVを集計したもの。上位10本は以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 「さくら野百貨店仙台店」運営会社が破産 従業員の当日、テナントの思い(2/28)
2. 仙台に「ジョジョの奇妙な」マンホール 市内9カ所に設置、観光マップ配布も(8/4)
3. 高速道路乗り放題「東北観光フリーパス」 曜日問わず利用できるプラン新設も(4/6)
4. 仙台市科学館で「科学捜査展」 事故や事件の鑑定方法紹介、AR捜査体験も(7/26)
5. 仙台・勾当台公園など3カ所で「コーヒースタンドフェス」 7イベント同時開催(4/19)
6. 「エスパル仙台東館」増床エリア概要発表 デリなど17店、東北初「成城石井」も(3/22)
7. 仙台「北京餃子」リニューアル 40周年を機に、「味も価格もチャレンジ続ける」(11/25)
8. 仙台市内2会場で羽生結弦選手の写真&ポスター展 4年間の歩みたどる(11/3)
9. 「ミシュランガイド」宮城版に276店掲載 星付き12店、ビブグルマン37店(7/11)
10. 「THE MALL仙台長町」開業後初のリニューアル 新規22店、体験型施設も(10/19)
運営会社「エマルシェ」の破産を受け、前身となる百貨店「丸光」から数えて70年の歴史に幕を下ろした「さくら野」。その後、主力テナントは市内の商業施設へ移転した。「ICI石井スポーツ」「ブックオフ」はイオン仙台店、「H&M」はTHE MALL仙台長町へ、10月には「東京ナポリタン マルハチ」が「日本一のナポリタン/スパゲッチパーラーマルハチ」に刷新して仙台三越定禅寺通り館に出店した。
2位は「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町 2017」に合わせて市内各所に期間限定で設置された「ジョジョ」デザインマンホール。後から設置された吉良吉影を除く全8個を設置当日に撮影したこともあり、フェイスブックでは800を超える「おすすめ」が付いた。8位に入った羽生結弦選手の写真&ポスター展の記事は宮城県内よりも関東からのアクセスが多く、羽生選手の国民的人気の高さを裏付けた。「エスパル仙台東館」「THE MALL仙台長町」などの大型商業施設に交じって創業40周年を迎えた中華料理店「北京餃子(ギョーザ)」が入ったのも目を引く。
ランキング上位には入りにくい社会教育施設の展示ながら、仙台市科学館で行われた「科学捜査展」が4位に入ったのも今年の特徴。インパクトのある展示の写真が注目を集め、「おすすめ」は1100超に上った。同展は親子連れを中心に33日間で3万7777人(有料来館者数)が来場し、「とてもよかったという声を多く頂いた」と同館担当者。スマートフォンやタブレットを使った体験型コンテンツ、特設シアターでのアニメ「名探偵コナン 探偵たちの星月夜(スターリーナイト)」上映が人気だったという。
毎回、商業施設や飲食店の記事がランキング上位を占める傾向の中、バラエティーに富んだ今回の年間ランキング。2018年も仙台経済新聞では幅広い話題を届けていきたい。