仙台ターミナルビル(仙台市青葉区中央1)が6月19日、「ホテルメトロポリタン仙台イースト」(TEL 022-268-2525)をオープンする。
地上14階・地下1階建てで、敷地面積は約2万9000平方メートル、延べ床面積は約1万6630平方メートル(商業施設含む)。5~14階が客室となり、シングル173室、ダブル26室、ツイン79室、スイート2室、ユニバーサル2室の全282室を用意。3階にはレストラン「FOREST KITCHEN with Outdoor Living」、4階には宿泊者専用のラウンジとフィットネスルームを設ける。
ツインルームの多い西口のホテルメトロポリタン仙台に対し、同館はシングルルームを多く用意した。ホテルメトロポリタン仙台イーストの尾形一郎総支配人は「それぞれビジネスや観光など、お客さまのニーズに合わせて、2つでたくさんのお客さまに対応していきたい」と話す。
ホテルコンセプトは「東北六感 SENSE OF TOHOKU」。「東北6県の心地よさを感じていただける温かみのあるホテル」を目指し、宿泊客の到着から滞在、出発までのシーンで「期待感」「風土感」「まごころ感」「非日常感」「安心感」「予感」の6つの「感」を提供するという。
客室コンセプトは「東北六花」。カタクリやベニバナ、チョウカイフスマやアジサイなど、東北各地の花々のカラーを客室の内装デザインに採用。全室バス・トイレを独立させ、浴室にはレインシャワーを導入する。客室備品には「津軽びいどろ(青森)」のグラスや「南部鉄器(岩手)」の鉄瓶など、東北の工芸品を採用。全室禁煙で、客室フロアは宿泊者のみ利用できるようにしてセキュリティーにも配慮する。
尾形さんは「東北のゲートウエーということで、東北6県の良い素材を取り入れたホテルとなっている。それをご覧いただいて別の東北の地に足を運んでいただき、また戻ってきていただけるようなお客さまをたくさん増やしたい」と話す。
客室料金は、ワイドシングル(定員2人)=2万5,000円、スーペリアツイン(同3人)=4万円、プレミアツイン(同4人)=4万5,000円、プレミアスイート(同2人)=18万円など。