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仙台で「浮世絵ねこの世界展」 江戸・明治期の絵師が描いた作品200点

「国芳と猫と美人たち」の展示。右は歌川国芳「東都月の名所 両国の月」

「国芳と猫と美人たち」の展示。右は歌川国芳「東都月の名所 両国の月」

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 仙台駅東口の「TFUギャラリー ミニ モリ」(仙台市宮城野区榴岡2、東北福祉大学仙台駅東口キャンパス)で現在、展覧会「ニャンダフル!浮世絵ねこの世界展」が開かれている。

歌川広重「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」

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 江戸・明治期に活躍した浮世絵師たちが描いたネコの作品を紹介する同展。「猫の浮世絵=国芳」といわれるほど多くの作品を残す歌川国芳をはじめ、「名所江戸百景」の中で哀愁に満ちた猫を描いた歌川広重、美人と共にネコを描いた歌川豊国、歌川国貞、渓斎英泉などの作品約200点を前期・後期(5月17日~)で一部入れ替えて展示する。

 会場内は、「猫のプロフィール~ありのままの猫~」「お茶目な猫たち~猫の戯画-国芳作品を中心に~」「国芳と猫と美人たち~浮世絵師・国芳描く自画像、猫、美人~」「猫は美人が好き~美人画の中の猫~」「猫は子どもの友だち~猫と子どもは仲よし~」「楽しくユカイな猫の国~猫のおもちゃ絵~」「化け猫ものがたり~妖怪になった猫~」の7章で構成する。

 主な展示作品は、歌川広重「名所江戸百景 浅草田圃(たんぼ)酉(とり)の町詣」、歌川国芳「流行猫の曲手まり」、歌川豊国「桜 猫を抱く姫」、渓斎英泉「契情道中双六(すごろく) なるみ 丸海老屋内玉川」、月岡芳年「古今比売鑑(ひめかがみ) 薄雲」、二代歌川芳艶「しんぱんねこ尽 猫の時間」など。

 会場には現在、ネコ好きの女性を中心に、カップルや親子連れなどが多く来場している。同展担当者は「かわいらしいネコから恐ろしいネコまで、浮世絵の中で自由自在に動き回るネコのオンパレードをご覧いただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は、平日=11時~18時、土曜・日曜・祝日=10時~17時。入館は閉館30分前まで。火曜休館。入場料は、一般=前売り800円、当日1,000円、高校・大学生=同500円、同700円、中学生以下無料。6月4日まで。

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