仙台国際センター(仙台市青葉区青葉山)大ホールで3月20日、「伊達政宗公生誕450年記念プロモーション キックオフセレモニー」が行われた。
2017年が仙台藩祖伊達政宗公の生誕450年の節目であることから、「政宗公の数々の業績をあらためて照らし出し、宮城の素晴らしい歴史の再発見につなげるとともに、宮城の魅力を広く全国に発信するため、官民一体となって記念の年にふさわしい盛り上げを図っていくこと」を目的に行われる同プロモーション。4月1日から来年3月31日の1年間、関連イベントを県内各地で展開する。
セレモニーには、村井嘉浩宮城県知事、奥山恵美子仙台市長をはじめ、県内約20の市町村長、仙台伊達家十八代当主・伊達泰宗さんなどが参加。河北新報社の一力雅彦社長のキックオフ宣言の後、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」による掛け声で、会場全体で「鬨(とき)の声」を上げた。
一力社長は「地方創生が叫ばれる現代社会で、国内外から仙台の地を訪れる大勢の皆さまに対して、政宗公が愛した粋とおもてなしの心で接していくことは大変重要なことだと思っている。この450年の節目を私たち一人一人が、政宗公の国造りに懸けた思いに心を寄せながら、仙台・宮城の魅力を広く国内外に発信するとともに、新たな歴史を紡いでいくきっかけにしていきたい」とあいさつ。
村井知事は「戦国大名としての生き様はもちろん、さまざまな政宗公の偉業にあらためて光を当てることで郷土の歴史を再発見するとともに、宮城の魅力を強く発信していきたい。観光キャンペーンの目玉としての重点的なPR、図書館や県施設での企画展の実施、さらにウェブページでの情報発信など、さまざまな取り組みで盛り上げを図っていきたい」と話した。