仙台市内に3店舗を展開するテークアウト専門たこ焼き店「かぜの子」が9月1日、新商品「牛タンスティック」の販売を始めた。
同商品は牛たんの中でも「最もうま味が凝縮され、脂の乗った柔らかい部位」という付け根部分「タン元」を使う。「この部位は、専門店では普通の牛たんより1ランク上の商品として取り扱われている」と同社広報の成田康宏さん。「牛たんの一大消費地である仙台では、加工上仕方なくタン元の切れ端が残る。形は悪いが味に変わりはなく質の良い切れ端を安価に仕入れて再利用できないかと考えた」と経緯を語る。
1日限定30本で、現在は「お試し価格」として1本150円で販売。「仙台特産品の牛たんを市民の皆さまに安価に楽しんでほしいという思いから生まれた商品なので、お客さまが手を出しやすい100円台という価格設定にこだわった」と成田さん。販売開始以降、全店で売り切れが続く人気を見せ、開店から3時間で売り切れる日もあるという。
告知は同社のSNSでしか行わなかったが、同商品を目的に来店する客も多く、好評を得ているという。「仙台市民の皆さまは牛たんが大好きなのだなと改めて実感した」と成田さん。「仕入れ先と増産について交渉を続けているが、今後も品薄が予想される。確実に購入されたい方は、開店後早めに電話注文で予約いただければ」とも。
今後価格は変更の予定だが、「なるべく安価に抑えたい」としている。営業時間は各店とも16時~翌1時30分。