仙台駅前に7月1日、「仙台パルコ2」(仙台市青葉区中央3)がオープンする。
2008年8月にオープンした仙台パルコ(青葉区中央1)の新館。地下2階・地上9階建てで、延べ床面積は約2万5000平方メートル。「オトナ 考える PARCO。」をコンセプトに、30歳以上をメインターゲットに据える。投資額は約75億円。年間売上高目標は70億円で、仙台パルコ本館と合わせて200億円を目指す。
6月30日に行われた内覧会で、パルコ(東京都渋谷区)の牧山浩三社長は「パルコを卒業させないように、新しいパルコの業態をつくっていこうと考えた」とコンセプトを説明。「若いころはパルコに行ったが、今は恥ずかしくて行かないという人が増えてきていると感じた。パルコで育ったお客さまが一番輝けるような、大人を意識した業態にした」と話す。
全84店で構成し、うち東北初出店は38店。衣料品店の比率を約3割に抑え、全てのフロアにカフェを配置。既存の仙台パルコでは物足りない客層に目を向け、「単なるモノの売り場から、コト消費の発想へ進化させ、さまざまな生活シーンの演出ができる品ぞろえ・フロア環境を目指した」と同社。
フロア構成は以下の通り。1階=レストラン&カフェ「ダイニングマルシェ パルイチ」、2階=ファッション・コスメ・フード・ライフスタイルグッズ、3階・4階=ファッション&ビューティー、5階=ファッションライフスタイルグッズ、6~9階=9スクリーン・約1700席のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 仙台」、屋上=多目的広場。
営業時間は10時~21時(一部店舗により異なる)。