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宮城の「白石紙子」缶バッジ、人気集める 伝統工芸に興味持つきっかけに

自然の草花をモチーフにした伝統柄などをあしらう「白石紙子缶バッチ」

自然の草花をモチーフにした伝統柄などをあしらう「白石紙子缶バッチ」

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 不忘印刷所(白石市)が手掛ける「白石紙子(かみこ)缶バッチ」が、和小物好きの女性や観光客の間で人気の輪を広げている。

白石紙子を生活空間の彩りに

 白石紙子は宮城の特産品「白石和紙」を使った伝統工芸品で、クルミやキハダなどで染めてコンニャクのりで強化した和紙に、拓本の手法で版木を使って模様を付ける「拓本染め」が特徴。現在では白石市内にある2つの工房で作られ、名刺入れやバッグ、小物などの加工品も販売している。

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 同社では、市内の事業所から缶バッジ制作の依頼を受ける中で白石紙子に着目した。「白石紙子に触れることでその良さを感じてもらいたい」との思いと、「紙子の材料である白石和紙の丈夫さと柔らかさ、缶バッジにした時のかわいらしさが、和小物を好む女性を中心に受け入れられるのではないか」と見込んだことから同商品を企画。白石紙子を製造する佐藤忠太郎紙子工房の佐藤文子さんに相談を持ち掛け、協力を得て商品化にこぎ着けた。

 県内唯一だった白石和紙工房が職人の高齢化などを理由に今年3月、白石和紙の製造を終了したことから、「紙子工房としても在庫に余裕はなく、貴重な白石和紙を使わせていただくこともためらわれた」と同社担当者。「紙子工房さんでは白石和紙の在庫で作業を進めているが、いずれは白石以外の場所で漉(す)かれた和紙を使うことも憂慮されている。そうした状況の中、佐藤紙子工房さんの技術は生き続けるのではないかという話をさせていただいた」とも。

 同社では白石紙子を同工房から購入し、32ミリの缶バッジを製作。伝統的な柄や四季折々の草花をモチーフにしたものなど、約20種類のデザインを用意する。「美しい拓本染めの風合いをそのままに、さりげなく使える大きさの缶バッジに仕上げた」と自信を見せる。

 10月から販売を始めた所、40~50代の女性を中心に、地元民や観光客が買い求めているという。同担当者は「白石で代々作り続ける紙子工房さんへ関心を寄せていただくきっかけにすぎない。手に取ってご覧になった方に、白石紙子の良さを知っていただきたい。お土産や贈り物に添えることで、喜んでいただけるのでは」と話す。

 価格は1個400円(税別)。白石市内のしなのや陶器店、まるや園、弥治郎こけし村で販売している。

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