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仙台市地下鉄東西線開業 祝賀ムードの初日、市民や鉄道ファンでにぎわう

広瀬川橋りょうを走る車両を見下ろすことができる仙台国際センター駅。撮影スポットとして多くの人が集まっていた

広瀬川橋りょうを走る車両を見下ろすことができる仙台国際センター駅。撮影スポットとして多くの人が集まっていた

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 仙台市地下鉄東西線が12月6日に開業し、真新しい列車を体験しようと多くの市民や鉄道ファンで市内各所がにぎわいを見せた。

オープニングセレモニーの様子

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 同線は、1987(昭和62)年に開業した南北線に続く市交通局2本目の地下鉄路線。太白区の動物公園から若林区の荒井まで約13.9キロ13駅を26分で結ぶ。2003年9月に国から事業許可を取得し、2006年11月から土木工事に着手。東日本大震災を乗り越えて、待望の開業を迎えた。総建設費は2,298億円。

 前日に行われた試乗会では、列車の運行管理システムでトラブルにも見舞われたが、荒井駅からは約400人、八木山動物公園駅からは約370人が5時35分の一番列車に乗車し、無事に運行をスタートした。

 青葉通一番町駅のセレモニーに参加した奥山恵美子仙台市長は「昨日は突然地下鉄が止まってしまいご心配をお掛けしたが、今日は自ら乗ってちゃんと最後まで走るとことを確かめなくてはいけないと、一番列車に乗り八木山まで行ってきた。本当に多くの皆さまが地下鉄開業を喜んでくださっているのを実感でき、あらためてうれしく思った」と話した。

 当日は街全体が祝賀モードでにぎわい、さまざまなイベントも行われた。仙台市中心部の老舗百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3)では、同線開業を記念したオリジナル商品を販売。本館前の特設会場前には、オープン前から大勢の市民や鉄道ファンが並び、オープン1時間後には500人以上が列を作り目当てのグッズを買い求めていた。

 仙台市では今後、1日8万人の利用を見込む。

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