横浜八景島(神奈川県横浜市)は6月11日、ウェブシステムの不具合により販売を休止していた「仙台うみの杜(もり)水族館」プレミアムプレビュー付き年間パスポートの販売を16日から再開すると発表した。
同パスポートは、グランドオープン前の6月27日・28日に実施する「プレミアムプレビュー」への招待付き年間パスポート。料金は、大人=4,200円、中学生・高校生=3,200円、小学生=2,200円、幼児(4歳以上)=1,200円、シニア(65歳以上)=3,200円。通常の入館券2回分の料金で1年間何度でも利用できる。
5月16日0時、先着1万人限定で公式サイトでのウェブ販売を開始したが、アクセス集中によりシステムが正常に稼働しない状態となり、約4時間内に登録した135人の個人情報が漏えい。購入者からの指摘で事態が判明した。
同社では原因究明および再発防止に向けて、販売システムを委託するグッドフェローズ(東京都武蔵野市)と共同で調査。その結果、販売システムの設定に一部誤りがあり、本来は購入者と購入内容が1対1でデータ上に結び付けられなければいけない所、その設定がなされておらずアクセス集中で顕在化したと分かった。
今回はローソンHMVエンタテインメント(東京都品川区)の販売システム(ローソンチケット)に移行。グッドフェローズのシステムは設定の誤りを修正し、第三者機関による検証を行った上で使用を再開するという。
今回の販売数は1000枚。申込期間は16日12時~17日23時59分で、先着ではなく抽選に変更した。「販売を休止するまでに手続きを行ったお客さまにより約9000枚の購入が見込まれるため、今回は1000枚限定とさせていただくことになった」と同社担当者。前システムに情報を入力した購入者には、販売方法を個別に案内するという。
通常の年間パスポートは、7月1日の開業日から水族館チケット窓口で販売する。