NHK BSプレミアムで4月5日、仙台藩初代藩主・伊達政宗公の生涯を描いた大河ドラマ「独眼竜政宗」の再放送が始まった。
「奥州の暴れん坊」と恐れられ、一代で仙台62万石の礎を築いた伊達政宗公の波乱の生涯を描いた同作。原作は山岡荘八さんの小説「伊達政宗」、脚本はジェームス三木さん。
NHK大河ドラマ第25作として1987(昭和62)年1月~12月に放送された。2013年に放送された「八重の桜」までの全52作中、歴代最高となる平均視聴率39.8%を記録している。これまで総集編の放送はあったが、全50回の再放送は今回が初めて。
伊達政宗役の渡辺謙さんを筆頭に、北大路欣也さん、岩下志麻さん、三浦友和さん、西郷輝彦さん、竹下景子さん、桜田淳子さん、勝新太郎さんなど実力派キャストが脇を固める。仙台在住の歌手、さとう宗幸さんが支倉常長役で出演しているのも仙台市民には「常識」。
市民や「歴女」を中心にネットなどで再放送を喜ぶ声が上がっている。奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の伊達陸奥守政宗さんもその一人。「いよいよ再放送が始まった。このドラマの見所は政宗の成長にある。群雄割拠する戦国の世に生まれ落ちた若き竜が、奥州の諸大名や天下人である秀吉・家康とどのように渡り合い大きくなってゆくのか…しかとその眼に焼き付けるべし」
4月1日から始まった「仙台・宮城『伊達な旅』春キャンペーン」との相乗効果も期待される。同武将隊の政宗さんは「ドラマの冒頭では我ら伊達者に関する豆知識や東北の魅力も語られる。東北へ足を運ぶ前の予習にも最適じゃ。われら伊達武将隊は皆のお越しを、仙台城にて待つ」と来仙を呼び掛ける。
放送時間は土曜18時~18時45分。全50回。