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仙台市博物館で特別展「伊達政宗の夢」-慶長遣欧使節関係資料など200点

「フェリーペ3世像」と「支倉常長像」が並ぶ「いざ西欧へ!-支倉常長と慶長遣欧使節-」

「フェリーペ3世像」と「支倉常長像」が並ぶ「いざ西欧へ!-支倉常長と慶長遣欧使節-」

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 仙台市博物館(仙台市青葉区川内、TEL 022-225-3074)で現在、特別展「伊達政宗の夢-慶長遣欧使節と南蛮文化」が開かれている。

「唐船・南蛮船図屏風」

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 慶長遣欧使節出帆400周年と、同館所蔵の国宝「慶長遣欧使節関係資料」のうち「支倉常長像」「ローマ市公民権証書」「ローマ教皇パウロ5世像」の3件がユネスコ記憶遺産に登録されたことを記念して10月4日から開催。同29日には一部展示替えを行い、現在は「使節の生活や実情など、使節の旅路の様子」(同展担当者)をメーンに展示している。

 会場内は、「南蛮の異風」「武将たちの憧憬-貿易と信仰-」「いざ西欧へ!-支倉常長と慶長遣欧使節-」「禁教政策とキリシタン文化」「慶長遣欧使節のその後」で構成。同館所蔵の慶長遣欧使節関係資料47点をはじめ、国内・ヴァチカン・イタリア・スペインに残る使節関係資料、キリスト教や南蛮文化に関する文化財など約200点を展示。伊達政宗公を使節派遣へ駆り立てた背景や使節の実像について紹介する。

 1カ月で約1万7000人が来場。同担当者は「さまざまな苦労や困難に立ち向かいながらも前に進んでいく慶長遣欧使節の姿は、被災地の人々の姿と重なるものがあると思う。ぜひ多くの方々にご覧いただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~16時45分(入館は16時15分まで)。月曜休館。観覧料は、一般=800円、高校生=600円、小・中学生=400円。11月17日まで。9日には関連イベント「しろ・まち講座『伊達政宗と慶長遣欧使節』」も予定する。

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